著者:石田 麻琴

弊社取締役の岩佐豊氏による長時間セミナーを開催しました。 【no.0130】

 先日、弊社取締役で元ダイヤモンド社社長・会長である岩佐豊氏の講演会を開催しました。2013年の1月25日に続き、2回目の開催。主催は、弊社株式会社ECマーケティング人財育成、弊社取締役・片貝孝夫氏の片貝システム研究所、そして弊社顧問税理士・堀口成剛先生の堀口成剛税理士事務所の三社です。

 まずこの三社合同セミナーが開催されるきっかけになった話をお伝えします。2012年の12月5日、弊社株式会社ECマーケティング人財育成の忘年会を、東京・新丸ビル5Fの中華料理店でおこなっていました。メンバーは岩佐さん、片貝さん、堀口先生と私の4人。そこで岩佐さんが話したことがはじまりでした。

 「どこで講演をやっても、60分や90分しか話すことができない。60分や90分では本当に話したいことの前段しか伝えることしかできない。だからいつも消化不良で終わってしまうんだ」と。

 ご存じの方もおられるかと思いますが、岩佐さんは年間40~50回の講演を日本の各地でおこなっています。講演の時間は60分から長くても120分。これでは、本当に伝えたいことが伝えられない、というのです。我々は多少アルコールも入っていましたし、「それじゃあ、岩佐さんの言いたいことを伝えるには、どのくらいの時間を用意すればいいのですか?」と聞きました。「3時間は必要」

 「わかりました。じゃあ、3時間を用意するので、片貝さんと堀口先生と私(石田)の3人の前でその話をしてください」。これが、新春合同セミナーが開催されることになったきっかけです。もう2年以上前の話です。その場で、日時が決まりました。そして、「3時間も話してもらえるチャンスがあるならば、どうせなら普段お世話になっている方もお呼びすることはできないだろうか」と考えました。

 岩佐さんがやられる年間40~50回の講演はほとんど有料です。もちろん、「特定の団体の会員であれば無料」というのも含めてです。そして、時間は60~120分。これを、180分ズドンと時間を用意して、参加者も無料、主催者もボランタリー、さらに岩佐さんもノーギャラでおこなうことになりました。すべて手作りのセミナーです。180分、話を聞ける場所があればどこでも良いんです。

 前回(昨年)は堀口先生がお知り合いのAIG富士生命保険株式会社様にセミナールームをお借りして、50名規模で開催させていただきました。そして今回は、私のお知り合いの株式会社じげん様(昨年上場されました。おめでとうござます!)のセミナールームをお借りして、また50名規模で開催させていただきました。こちらも、有難いことに無料でお貸しいただきました。

 しかも、今年は、3時間ではなく16:30~20:00までの3時間半。(実は、前回も3時間ギリギリまで岩佐さんは話してくれました)そして、前回はできなかった、セミナー後の立食形式の懇親会つきです。セミナーと懇親会の両方に参加された方は、6時間以上も同じ時間を過ごすことになるという、セミナーのプロレスリングとも言うべき企画です。岩佐さん自身は「長時間だけが特徴」と言い、私も告知のPDFを「岩佐豊の長時間セミナー」と書くことにしました。

 講演で岩佐さんが話すテーマは決まっています。というか、岩佐さんは、実は講演のテーマを1つしか持っていません。「これからの10年、勝ち残る企業の条件」、これだけです。この「企業」という部分を、「経営者」「組織」と変えても、同じ内容です。なので、岩佐さんからは「石田、企業でも経営者でも組織でも何でもいいよ。話す内容は一緒だから」と伝えられています。私が、「企業」を選んでいるだけです。

 岩佐さんは年間50回程度の講演をすべてこのテーマでおこないます。それも毎年です。そして、岩佐さんはこの「これからの10年、勝ち残る企業の条件」という講演を、もう10年以上続けています。つまり、時代に沿って内容を少しずつ変えながら、講演をし続けているのです。これが、岩佐さんの講演の面白さというわけです。

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