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商工会議所での講演は、自分のペースで話すこと。 【no.0173】

 先日、所沢商工会議所さんで講演をさせてもらいました。小田原・箱根商工会議所さん、藤枝商工会議所さん、さいたま商工会議所さんに続いて、4つ目の商工会議所さんでの講演です。最初に、小田原・箱根商工会議所さんで話させてもらったときは、かなりガチガチでしたが、やっと慣れてきた感じがあります。今年は、さらにいくつかの商工会議所さんで講演をやらせてもらうつもりです。

 講演は過去4回とも、「インターネット販売・成功の秘訣!売上に直結する分析のイロハ」というテーマでやらせてもらっています。イーコマース、ネットショップを中心に、インターネットのビジネスを進めていくときに、知っておきたい「データ活用の原理原則」といった内容です。このブログには良く書いていますが、「インターネットビジネスはシミュレーションであり、成果を検証しながら、カイゼンしていくことがポイントである。そして、そこがリアルビジネスとの最も大きな違いである」。みたいな話を。2時間にわたってさせてもらっています。

 これまでの商工会議所さんでのインターネット系の講演というと、「facebook活用の方法」とか「ホームページの見せ方」とか「メールマガジンの書き方」とか、テクニックやツールなど「手段」の話が多かったので、私の話のような「セオリー」の話は喜ばれます。所沢商工会議所さんの経営指導員の方にも評価いただきました。ここで共有したいのは、過去4回の経験で気づいた、商工会議所さんで講演するときに気を付けるポイントです。

 まず、講演に参加される方です。「インターネット販売・成功の秘訣!」というテーマなので、インターネット販売に興味がある方が参加されるのですが、皆さんの知識や経験は本当に様々です。すでにEコマースにガッツリ取り組んでいる会社の方もいれば、事務の方が兼任でネットショップを運営している会社の方もいます。そして、これからネットショップに取り組むことを考えている方もいます。さらに、普段「HTML」やら「facebook」やら「SEO対策」やら、キーワードだけを先行して知識にしてしまっている方もいるので、いかに資料をまとめるか、参加者の反応を見ながら、どのように話すかがポイントになります。

 事前に参加者のリストがもらえるならば、会社のホームページを見て、予習をするのも良いのですが、いかんせん、本当に参加者のネットリテラシーがバラバラなので、どこか一点に合わせて話をしていく方が良いんでしょうね。ちなみに、参加者の中で、講演中に眠ってしまう方がいるのですが、生理現象で仕方がないので、私はあまり気にしません。ただ「ここは重要なところなのにな~・・」というところでは、わざと声を張ったり、アクションを大きくしたり、ホワイトボードを少し叩いたり、間をおいて話し方に強弱をつけたりして、なんとか起きてもらえないかと努力しています。

 あと、施設です。参加者の人数によっていたり、建てられたのが最近だったり、はたまた当日の他のイベントの開催状況によって、古かったり新しかったり、狭かったり広かったりします。私は基本的にマイク無しで話すので、奥行きがない、どちらかというと横に長い部屋が好きです。参加者の皆さんとの距離が近かったり遠かったり、スクリーンが大きかったり小さかったり、商工会議所さんによって、条件は様々なので、環境にナーバスにならないことが肝心だと思っています。いずれにせよ話すことは決まっているので、どんな環境でも焦らず自分のペースで話すことですね。まあ、これが一番難しく、経験と慣れが必要なことなんですが。

 という感じで、商工会議所さんの講演は、企業での講演やセミナーに比べて、参加者や施設にバラつきがあります。だからこそ、自分が伝えるべきことをしっかり伝えよう、という気持ちを強くもつことが重要だと思っています。それさえあれば、どんな方が聞いていても、どんな場所でも、少なくとも悪い結果がでることはないかと。いい結果、悪い結果というのも、定義なんてないんですけどね。というわけで、次回の商工会議所さんの講演も、伝えられるよう強い気持ちで頑張ってこようと思います。

 おわり。

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