仕事は1問1点ではありません。そして、100点満点でもありません。という話。
仕事では、1問を問いても0点のことがあります
実は、これが仕事をする上で最初に教えなければいけないことなのではないでしょうか。アルバイトでも、社員でも、役員でも。「仕事は1問1点ではありません。そして、100満点でもありません」と教えなければいけません。そうじゃないと、成果を生むための努力を「続ける」ことができなくなってしまいます。
日本の教育が良いのか悪いのか。そこを議論するつもりは毛頭ありません。小学校から大学受験、さらには企業の入社試験まで、満点のあるテストが行われます。1問1点だか、1問5点だか、1問10点だか、その配点は様々です。各問いについて点数が決まっており、それを合計すると「満点」に到達します。テストの全部の問題を正解すると満点になる。まあ、これを知らない人はあまりいないと思います。
しかし、仕事では、1問を問いても0点のことがあります。というか、1問を問いても0点のことがほとんどです。1問が「1アクション」「1行動」「1実践」、0点が「ゼロ成果」です。1つのアクションを起こしても、ゼロ成果であることが、仕事の場合ほとんどです。特に、の新人の頃は1アクション0成果の時代が半永久的に続くと思います。
1問1点ではない、100点満点もない
しかも仕事は、いつ「イチ成果」に変わるかがわからないところがニクいところです。1アクションをして、いきなりイチ成果が出ることがあります。しかし10アクションをしてもゼロ成果のままのこともあります。当然、100アクションをしてもゼロ成果のままのこともあります。ここまで来ると完全に冷や汗です。しかし、101アクション目が、1万成果を生むことがある。それも仕事の面白いところなのです。
1問1点ではないのも仕事ならば、100点満点でもないのが仕事です。仕事に満点はありません。1アクション1成果を積み重ねて、100成果に到達させるのが仕事ではありません。いつか1万成果や100万成果に到達させるよう「続ける」のが仕事です。だから、仕事には終わりはないんですよね。逆にいえば、限界もないということです。
この「仕事は1問1点ではありません。そして、100満点でもありません」を教えておかないと、後々面倒なことがおきます。みなさんも少なからずどこかで経験したことがあるんじゃないかな。「それ、やったのに成果が出ませんでした!」「あれも、これも、それも、全部やったのに成果が出ていません!」。そんなことをいうようになるのです。
仕事は1問1点じゃない、満点もない
成果が出るのはもっと先なのです。「仕事は1問1点ではありません。そして、100満点でもありません」。これを「腹の底から」理解していないため、「1アクション1成果」で話が進むのです。仕事は1問1点じゃない。これをしつこく伝えていくしかありません。
仕事は常に、「このアクションで本当に成果が出るのか、もし成果が出るとすればそれはいつなのか」そのメンタルとの戦いです。仕事は1問1点じゃない、満点もない、次の1問で1億点が返ってくるかもしれない。1日1問、着実に「続ける」ことを大事にしてください。
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