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競馬完全素人の嫁から学びを得ることができてしまった件。後半 【no.0110】

(2014年1月のリライト)

*「100円が110円になった」と喜ぶ嫁

 京都金杯の日の6レースなんですが、私は武豊騎乗のメイショウラリマーって馬のね、複勝を100円買ったんですよ。あんまり買うと熱くなっちゃうんで、まあ100円ってね。単勝で22.4倍、5番人気の馬でした。乗ってるのが武豊なんで、「3着くらいにきてくれないかなー」と思って、複勝1点だけ。そのレースの1番人気の馬がね、ヤマノフェアリーっていう馬で単勝が2倍だったんですよね。そっちの複勝買ってもお金にならんのでね。5番人気の複勝。

 で、レースの結果なんですが、1着が2番人気のアドマイヤメテオって馬で、2着が前述した1番人気の馬、ヤマノフェアリー。3着はマンダリンカラーっていう12番人気の馬で、私はハズしたわけなんですけども、嫁の馬券みたらね、当たってるんですよ。なんと1番人気のヤマノフェアリーの複勝100円。そして払戻金は、わずか110円。嫁は喜んでましたけどね。「100円が110円になった」って言って。払い戻ししたらチャリーンてな感じで、10円儲かったって馬券も買えない。

*「100円が280円になったー」と喜ぶ嫁

 次が7レース。このレースはね、ちょっと私はどの馬買ったか忘れたんですが、6レースと同じような感じで、馬の戦歴とオッズを見比べながらね、「もしかしてこの馬きてくれないかなー」と思って買ったんですけど、同じようにハズしたんですよね。ところが、嫁は3番人気のマルカファインって馬の複勝を100円買ってて、7レースはその馬が勝ったんですよね。複勝で2.8倍。さっきの1.1倍よりも多い。それでも、私としては、「いやいや、100円がたかが280円でしょう」と。「10円と180円で190円の儲けなんて、帰りの電車賃にもならんわ」と思ったんですが、嫁は喜んでるんですよね。「100円が280円になったー」って。

 それで8レースなんですけど、ここは上位3頭くらいが人気を分け合ってる感じだったんですが、私は3番人気のシンゼンレンジャーって馬の複勝を買ったんですよね。まあ、200円だけなんですが。それで、嫁は9番人気のアドマイヤイバマって馬の複勝を「毛の色が実家のネコに似てるから」というだけの理由で100円買ってたわけです。そしたらね、勝ったんですよ。シンゼンレンジャーが。複勝2.3倍。まあ、200円しか買ってないので、460円にしかならないんですが、やっぱり勝つとね、嬉しいですよね。さっきまで帰りの電車賃にもならん、とか言ってたのにね。

*なぜか単勝を買っていた嫁

 嫁が賭けてた芦毛の馬は4着だったんですが、9番人気の馬だったんで「あー惜しかったねぇ。もう少しで複勝当たったのにねぇ。まあ頑張った方じゃない」とか言ってたんですが、実は、もう一枚別に馬券を買っていて、それがシンゼンレンジャーだったんですよね。しかも、今まで複勝ばっかりを買ってたのに、このときだけなぜか単勝。単勝5.4倍。例のごとく100円しか買ってないんだけども、5.4倍だから540円。まあ、10円と180円と340円を足したって510円だから、ラーメン1杯も食えないんですけど、確かに食えないんですけどー、とはいえ3連勝してるわけじゃないですか。もう、嫁に対して、「こいつ、マジかっ!?」と思うわけですよ。

 京都金杯は11レースだったんですけど、競馬の後に伏見稲荷神社に初詣にいこうという話だったので、次の9レースが終わったら競馬場を出ようと。電車も混むし、先に出ちゃおうということで、つまり金杯の日に来たくせに、金杯の馬券買わずに帰ったんですけど、その9レースがね、けっこう注目のレースだったんですよ。福寿草特別っていうレースで、ブエナビスタの妹のサングレアルって馬と、生まれたのが遅かった理由で朝日杯に出られなかったガリバルディって馬が人気を二分していて、期待の若手の一騎打ち!みたいな感じになってるんですよ。なんかこう、競馬ファンが明らかに期待している雰囲気が、ビシビシ伝わってくるんですよ。近くにいた若者グループも「ガリバルディだ!!」とかさ盛り上がってるし。

*嫁がどの馬を買うのか気になってくる

 そんな中、どの馬券を買おうか検討してたんですが、もうここまでくると、嫁がどの馬の馬券を買おうとしてるのかが、めちゃくちゃ気になってくるじゃないですか。ラーメン1杯も食えない金額だとしても、仮にも3連勝してるんですよ。しかも、そのうち2回が1点買い、1回が2点買いだから、これって相当な勝負強さじゃないですか。しかしながらね、9レースの雰囲気は明らかにサングレアル対ガリバルディのタイマン勝負なわけですよ。馬単で「サングレアル→ガリバルディ」を買うか、もしくは「ガリバルディ→サングレアル」を買うか、どっちにするかみたいな話が、どこかしこから聞こえてくるのです。

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