(2015年4月のコラムリライトです)
ミーティングで行うことはたった4つだけです。定期的にミーティングを行い、この4つを徹底して確認し続けるだけで、インターネットビジネスの成果は上がっていきます。大切なのは、「徹底して」行うことです。
*大切なのは、定期的なサイクルでミーティングを開催すること
1つ目、何を実践したか。
前回のミーティングから今回のミーティングにかけて、どんな施策を実践したかを話します。ミーティングは定期的に行われているはずです。例えば、毎週月曜日の10時だと中1週間の定期的なサイクルになります。隔週火曜日の13時。これも中2週間の定期的なサイクルです。毎月1日の16時から。これも中1ヵ月の定期的なサイクルですね。
大切なのは、定期的なサイクルでミーティングを開催することです。「やれるとき」「気が向いたとき」「思いついたとき」の開催ではいけません。定期的なサイクルの中で、前回のミーティングから今回のミーティングにかけて、どんな施策を実践したか、どんな改善を施したかを話していきます。
*アクションと成果管理は必ずセットで語られる
2つ目、実践がどう成果に表れているか。
前回のミーティングから今回のミーティングまでの間に実践したことが、どう成果に表れているか。成果管理エクセルを作成して検証をします。アクションと成果管理は必ずセットです。何かを実践するならば、その実践を検証する成果管理方法を用意しておかなければいけません。通常、ミーティングで出している成果管理エクセルで成果の管理がカバーできない場合は、新しい成果管理エクセルをミーティングに追加して検証作業を行います。
例えば、メールマガジンの配信を行う場合は、「売上」「アクセス人数」「受注件数」「転換率」「客単価」などの成果を管理する「実行数値管理表」の他に、「メールマガジン成果管理表」のエクセルを作成する必要があります。「実行数値管理表」ではメールマガジンの細かい検証作業はできませんし、また、「実行数値管理表」の数値項目が増えると、エクセルの本来の目的からズレていってしまいます。別の専用のエクセルを増やすことで、クリアに検証作業を進めることができます。
*お客様の潜在的なニーズ・未来需要への源泉
3つ目、わからない成果数値はあるか。
「実践がどう成果に表れているか」は、自分たちが起こしたアクション(原因)とその成果(結果)を照合させていく仕事ですが、意図していないところで意図していない数字が変化することがしばしばあります。「実行数値管理表」等の成果管理エクセルを確認しながら、「ここってなんでこんな数字になったんだろう?」を探していくわけです。「原因はわからないけれど、なぜかこの数字が上がった」ということは良くあると思います。
数字が変化することには必ず理由があります。主に、自分たちが起こしたアクションによる数字の変化(=内的要因)、自分たちでコントロールできない市場環境によってもたらされた数字の変化(=外的要因)のふたつが考えられるのですが、ここで気にしたいのが、「自分たちがまだアクションしていないけれど、アクションできること」です。これを「わからない成果数値はあるか」から探していくことができれば、お客様の潜在的なニーズ・未来需要を掘り出していくことができます。鉱脈、というやつです。
*「苦痛」な瞬間だが、これ無しでは先に進めない
4つ目、次回までに何を実践するか。
これがミーティングで最後に行うことです。1つ目、2つ目、3つ目を踏まえた上で、次に何をすれば成果に結びつきそうか、次に何をすればわからないことがわかるようになりそうか、それを考えて実践策に繋げていきます。「やること」が決まってこそミーティングの価値が出ます。数字をみて「ウンウン、そうか。じゃあ、また来週」というようなミーティングには絶対にしないでください。「次回までに何を実践するか」はミーティング参加者にとって、最も「苦痛」な瞬間ですが、これを決めなくては先には進めません。
定期的なミーティングで、「原因」と「結果」を徹底的に追求し続けていってください。