マイケル・ポーターがそっと教えた、戦略とは何か。さて、今日は土曜日なので、まとめを紹介します。
ECMJコラムにときたま出てくるのが弊社取締役である岩佐豊氏の話です。
岩佐さんは、経済誌の週刊ダイヤモンドや、地球の歩き方・もしドラなどの書籍で有名な株式会社ダイヤモンド社の社長・会長を務めていました。週刊ダイヤモンドの編集長も経験しています。これまでの取材の中での様々な方のたくさんのエピソードを教えてくれるのです。その中でも、私が最も好きな話がこの「マイケル・ポーターが語った『戦略』とは・・?」です。
ご存じの方も多いと思いますが、マイケル・ポーターさんはアメリカの経営学者です。高校時代は、アメリカンフットボールと野球の両方でミシガン州の代表。そして大学時代はゴルフで全米代表になったという、なんだかよくわからないスゴイ方。しかし有名なのは競争戦略の研究です。代表的な著書である「競争の戦略」は経営者のバイブルのひとつになっています。
そんなマイケル・ポーターさんに、岩佐さんがインタビューしたときの話です。実際には、インタビューが終わった後に、岩佐さんがちょろっとマイケル・ポーターさんに質問した内容なのですが・・
マイケル・ポーターが語った、『戦略』とは‥? 【no.0101】
いままでで一番短いコラムです。そして、イラストで構成していったコラムもこれだけです。シンプルな方がわかりやすいと思い、この形式にしました。
どうですか。マイケル・ポーターさんの語った「戦略」は。つまり、経営者は誘惑にかられてどんどん手を広げたくなる。新しいことをやった方が、より売上が伸びるんじゃないかと思って、手を広げてしまう。ラーメン屋さんが、カレーを始め、牛丼を始め、夜は居酒屋になってしまうように。(例えが、安い‥)
でもそれを我慢して、最初から決めた信念、味噌ラーメンの追及を「やり抜く」ことこそ「戦略」なんですよ(ただそれだけなんだよ)という話です。
問題の本質は、「続けられない」こと。 【no.0102】
弊社ECマーケティング人財育成の考え方もこれなんです。問題の本質は「続けられない」ことにあります。「何をすればいいか」は自分もしくは誰かが知っているはずじゃないですか。それに「何をすればいいか」を知ったから成功するなんてことはありません。それをきちんと自分のものにしたときに、成功がついてくるわけです。経営者もアスリートも、政治家も誰だった同じだと思います。
「自分のもの」にするためには、「続けるしかない」と思います。1日2日でできるようになったら誰だって苦労しないですよね。いつ自分のものにできるかわからない、いつ成果が出るのかわからない、けれど続けるしかないからこそ、ハードルが高いわけです。でも、「やり抜く」以外の道はないんだと思います。
「面を広げる」ことと「掘り下げる」ことの違い。【no.0103】
オンラインショップにおける「面を広げる」ことと「掘り下げる」ことの話。マイケル・ポーターさんの考え方を、いま我々が取り組んでいるビジネスに近づけました。インターネットの特徴とともに書いています。やはり「続ける」のは大変だし、苦しいし、頭も痛くなる。だから「面を広げる(=手を広げる)」方向に逃げたくなるのですが、本質的には「掘り下げる(=続ける)」ことが重要ですね。
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マイケル・ポーターの競争戦略類型:3つの基本戦略(シナプスさん)