ネットショップ運営におけるPDCAについて、「C:評価・検証」と「A:改善・修正」については商材によっては若干異なるものの、それほど大きな違いはないと思っています。違いがあるとすれば、マーケティングを掘り進めたもっと奥です。ここはマーケティングを掘り進めていかないとわかりません。
*売上が上がる3つのパターン
商材によって異なるのは「P:計画・戦略」と「D:実行・実践」なのですが、極端なことをいうと「P:計画・戦略」も実は同じです。商材によって全く異なるのは「D:実行・実践」ではないかと思います。アパレル、ジュエリー、ベビー用品、家具、おもちゃ、照明、PCソフト、英会話教室・・等々、「D:実行・実践」は商材(業界)によって異なります。
売上が上がるというのは、実は3つのパターンしかありません。これはネットショップに限らず、すべてのビジネスで同じことがいえると思います。だから、「P:計画・戦略」は一緒なのです。
1つは「ネットショップに新しいお客様が増えたとき」です。ネットショップを利用し購入してくれる新しいお客様が増えれば、ネットショップの売上が上がります。何も難しい話ではありません。ごくごく単純なことだと思います。
もう1つは「既存のお客様がネットショップでさらにお買い物をしてくれたとき」です。いまネットショップを利用してくれているお客様がさらに購入する商品点数を増やした、さらに購入する金額を増やした、もしくは購入する頻度が上がれば、自然とネットショップの売上が上がっていきます。こちらもシンプルな話です。
そして最後の1つは、この「ネットショップに新しいお客様が増えたとき」と「既存のお客様がネットショップでさらにお買い物をしてくれたとき」が同時に起こったときです。
売上が上がるというのは、実はこの3つのパターンしかないのです。なので、「P:計画・戦略」は一緒です。
*アクセス数が上がる3つのパターン
では、ネットショップにおいて「新しいお客様が増える」、つまりアクセス数が上がるときのパターンですが、これも3つのパターンしかありません。
ここはECMJブログでもよく書いているのでさらっと書きますが、1つは「インターネット広告」。お金をかけて新しいお客様を増やす方法。次に「検索」。お客様が検索エンジンで検索したキーワードにヒットさせるよう、WEBサイトのコンテンツを増やす・ブラッシュアップする方法。最後に「メディア」。Yahoo!JAPANなどWEBサイトなど、法人や団体が紹介してくれるパターン。もしくは、facebookやtwitterなど、個人が紹介してくれるパターン。
現状のインターネットマーケティングでは、どの具体手法もこの3つのどれかに集約されます。
*リピート顧客が増える2つのパターン
そして、ネットショップにおいて「既存のお客様がもっと買ってくれる」パターンですが、こちらは2つに集約されるのではないかと考えています。
1つは、商品のヒット。新しく発売した商品(もしくは旧作の売れ筋商品)がお客様にヒットした場合、お客様はネットショップをリピートしてくれます。もうひとつは、販促企画。たとえ販売している商品が同じだったとしても、提案方法を変えることでお客様が商品の魅力に気づきリピートしてくれます。
リピート顧客を育てるには、商品力を強化するか、提案力を強化するかの2パターンに集約されるのではないでしょうか。
では最後に、この「ネットショップに新しいお客様が増えたとき」と「既存のお客様がネットショップでさらにお買い物をしてくれたとき」のふたつが同時に起こる、3番目のパターンは何によってもたらされるか、という話ですが・・それは「商品力」です。