著者:石田 麻琴

コンサルは売上をあげることはできない。できるのは売上のための「環境づくり」だけ【no.0545】

さて、土曜日ですのでブログのまとめです。

引き続き、「ネットショップのあるあるストーリー、鬼切社長シリーズ」のまとめを紹介していきます。前回のまとめでは第六十九話までを紹介しました。今回は第七十話から紹介していきます。

第七十話 ネットショップにおける商品数と売上の関係性とは?【no.0448】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5120

鬼切社長のネットショップの「取扱商品数」に関する質問に、麻間(あさま)さんは丁寧にこたえました。例えば、500,000商品ものアイテムを取り扱っているネットショップはいかにして在庫管理をしているのか、という話です。麻間さんが鬼切社長に説明したのは「80対20」の法則の話でした。ネットショップ運営から取得できる「データ」を活用することによって、在庫をコントロールするという話です。

第七十一話 システムのアイデアを出すのは人、ハンドリングするのも人【no.0452】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5128

500,000商品の在庫管理をシステムでハンドリングできているネットショップの事業者はわずかです。麻間さんは鬼切社長に、そこでも必要になるのは「人財」だという話をしました。人財がいるからこそ自社のネットショップ運営に合わせたシステムのアイデアが湧き、人財がいるからこそ日々のルーチンのシステム運用が回っていく、ということです。

第七十二話 何をやればいいかはわからないけれど、やったことが良かったか悪かったかはわかる【no.0455】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5142

詰まるところ事業の成功のカギを握るのは「人が動いてくるか否か」です。麻間さんは「猪井氏(いいし)にいつも言われてるんですよ」と苦笑しました。鬼切社長はネットショップの運営を内製中心でおこなうか、外注中心でおこなうか迷っていました。麻間さんからのアドバイスは、「『何が良いか』はわからないけれども、『選択したことが良かったか、悪かったかはわかる』」でした。猪井氏先生がいつも言っている台詞です。

第七十三話 おにぎり水産に足りないのは「小売りとしてのブランド」だけ【no.0459】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5186

その上で麻間さんが鬼切社長に伝えたのは「最後は自分達でやらないと、売上はあがらない」ということでした。「コンサルタントは売上をあげることはできない」という麻間さんの言葉に、鬼切社長は驚きました。商品へのこだわりや企画の背景、企業の理念やポリシーをお客様に伝えられるのは、本質的にはおにぎり水産のスタッフだけ、コンサルタントはその「環境づくり」のサポートしかできません。麻間さんは鬼切社長にそう伝えました。

第七十四話 委託・受注発注・ドロップシッピングで取扱い商品数を増やす【no.0462】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5215

現実的に500,000もの商品数を取り扱っているのは「実店舗」をやっている会社か、「問屋」をやっている会社の可能性が高いと麻間さんは伝えました。インターネット専業の会社では500,000商品の在庫を持つことはまず不可能です。可能性があるとすれば、委託や受注発注やドロップシッピングで取扱い商品を増やしているパターンです。この方法だと比較的容易に商品が増やせるもののデメリットもあると麻間さんは話しました。

第七十五話 スマートフォンの普及で、ネットショップ運営はどう変わる?【no.0472】
http://www.ecmj.co.jp/?p=5262

これからのネットショップの運営のキーポイントになるのはスマートフォンからのアクセスと注文にどう対応するか、そう麻間さんは指摘をします。すでにパソコンよりもスマートフォンからのアクセスの方が多いというネットショップが出てきています。また、スマートフォンからの注文の方が多いというネットショップも少しずつ増えてきています。そうなると、今後のネットショップ運営として、スマートフォンでアクセスするお客様のためのデザインとレイアウトが必要になってくるわけです。

「鬼切シリーズまとめ」つづく。