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ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。前編 【no.0045】

(前々回と前回のブログを読んでからこちらをご覧ください)
ヤフーショッピングの無料化で、EC業界にはどんな影響がでるのか・・?
ヤフーの「eコマース革命」は改善のチャンス!いま出店者がやるべきこととは・・?

■出店者の動き、予想以上に早すぎ‥!

 Yahoo! ショッピングの新規ストア出店希望数が10, 000件以上ですか。そして、個人の出店希望も16,000件ですか。ヤフーショッピングの現状のストア数が約20,000店なので、倍になるのもすぐでしょうね。2倍3倍では収まらない気が・・思っていた以上に動きが早いですね。
 前々回と前回のブログではヤフーショッピングの無料化での他のショッピングモールへの影響、ネットショップ出店者への影響、お客さまへの影響を書きました。前回はヤフーショッピング出店者がいまどうすべきかを厚めに書きました。読んでくださいね。今回は、ヤフーショッピング無料化について考える第三弾として、ヤフーショッピングの広告戦略について書きたいと思います。

 ヤフーショッピング無料化の発表以降、いろんな方がヤフーショッピングについてまとめられていて、私のブログなんかよりとても詳しく、きれいにまとめられているので、そのあたりの概要は他のコンサルタントの方々にお任せするとして、私はヤフーショッピングで実際に店長をしていた経験から広告戦略を伝えられれば。ヤフーショッピングの店長時代は、広告を上手く活用して売上を伸ばしているネットショップとして、取材を受けたことがあるんですよ実は。出店時に配られるテキストに記事が載っていたみたいです。何を話したかあまり覚えていませんが。

■やっぱり頭を使うのは、集客面‥!

 これからヤフーショッピングにたくさんの方が出店するとして、まず困るのは集客だと思います。ネットショップに来店いただかないことには、商品は提案できないし、買ってもらえるわけがない。集客モデルの時代は終わりましたが、それは集客に力を入れなくて良くなったということではなく、対象顧客の絞り込みや商品企画・バックヤードの効率化・データのマーケティング活用なども強化しなければいけない時代になったということ。集客が重要なのには変わりはありません。

 ショッピングモールでの集客というと、主に2パターンがあります。検索と広告です。お客さまにショッピングモール検索バーから商品キーワードを検索してもらって、検索結果から選択してもらいサイトにきてもらう方法。広告を出稿してお客さまにクリックしてもらいサイトに来てもらう方法。目指すのは前者の検索でお客さまに来てもらうパターンですが、対策はあるにせよ、そもそも検索結果の上位にきていることが前提になってしまいます。ショッピングモールの検索結果では、販売売上・販売個数・PV数・レビュー数・レビュー評価などで検索結果の順位が決まるので、そもそもある程度「売れて」いなければ、対策自体にあまり意味がありません。そうなると、広告にチャレンジしようかなー、ということになります。対象顧客と対象キーワードがセグメントされている商品か、リアルで認知があり直接検索をされる(リアルのお客さまがWebに自らくる)商品でない限り、広告を活用せずに集客するのはなかなか難しいです。

■現状のヤフーショッピング広告を学んでみましょう‥!

 これからヤフーショッピングのサイトの仕様も変わっていくと思いますが、現状のヤフーショッピング内広告を解説していきます。

 ヤフーショッピングの広告は大きく分けると、主にバナー広告・メール広告・リスティング広告の3つです。

 バナー広告は、期間限定のイベントに連動する季節販促とミニ販促、常設の通常広告があります。季節販促とミニ販促は名前が違うだけで、イベント連動というのは同じなので、あまり違いがないと思います。2週間~1か月のイベントが多いです。「爆買いの日」などの1日のみのイベントでも販促広告が発生します。常設の通常広告は、ミドルスクエア・ショーケース・ノーステキスト・プロモーションボックス・サウスセンター・レクタングルボックスなど名前がついていて、各々トップページ・カテゴリページの同じ位置に出てきます。これ、運営していて各々の広告を使った人間でないと、どの広告がどれか全くわからないですね。ここではいろいろある、と覚えてもらえれば大丈夫です。

 メール広告は、全体に配信されるものと、ジャンルに配信されるものの2パターン。ここは楽天市場と同じで、食品ジャンルでの購入履歴がある方に「グルメ特別号」なんてメールマガジンが送られます。

 そしてショッピング内のリスティング広告です。各ページの下部に「ストアのイチオシ!」という枠があると思いますが、そこがヤフーショッピング内でのリスティング広告であるストアマッチ広告です。ストアマッチ広告には、検索キーワードに連動させて広告を表示させるものと、商品のジャンル・ディレクトリに連動させて広告を表示させるものの2パターンがあります。

 という感じで、ここまでは出店をするか調べればわかる話。やはり重要なのは「どんな広告をどう選ぶか」というところだと思うので、「これっ!」とは言えないんですが、「どうやって考えれば良いか」を明日のブログで書きたいと思います。ではでは。

後編はこちら。
これは早目に知っておきたい・・!ヤフーショッピング広告戦略のポイント・考え方。後編

 

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