著者:石田 麻琴

きたれ女性と若者!競馬人気をまくり差せ!競艇場「売上アップ」マーケティング。九【no.0647】

 きたれ女性と若者!競馬人気をまくり差せ!競艇場「売上アップ」マーケティング。(前回はこちら

 前回は余談として「競艇がイマイチ盛り上がりきらない理由」を書いてきました。今回はまだ戻ってマーケティングについて展開をしていきます。

*マーケティングのコアメンバーを決める

 「実行数値管理表」を作成することによって、アクションを評価するための軸ができました。この軸を活用して「ブレスト、決定、実践、検証」をおこなっていきます。競艇場で働いているスタッフの方がどれくらいの人数いるかわかりませんが、例えば100人いるとしましょう。100人でミーティングをおこない「ブレスト、決定、実践、検証」をやるのは当然ながら無理です。

 「実行数値管理表」を毎日、毎朝つけるのは、基本的に100人全員でスタートです。「ブレスト、決定、実践、検証」のサイクルを回すのは、まずは現場の各ポジションのリーダー、5~6人のチームからスタートするのが良いと思います。この5~6人のチームを、競艇場の「売上アップ」のコアメンバーとなる「マーケティングチーム」と名付けるとしましょう。

*ミーティングメンバーが5~6人である理由

 なぜ5~6人のチームが良いかというところですが、ここは私自身の経験からの意見です。ミーティングでブレストができ、1人1人が自分の思ったことが言え、一体となった話ができ、各々が当事者意識を持てるくらいの人数、それが5~6人なのですだと思います。

 7人を超えると意見を言いたくても言えない人が出てきたり、話を聞いているだけでミーティングを終えてしまう人が出てきます。自分の意見を言えない・言わなった人には、「当事者意識」は芽生えません。「自分で決めた感」が無く「人に決められた感」が出てきてしまうからなんですね。ミーティングメンバーが5~6人だと、着実な進捗がしやすくなりおすすめです。

 また、マーケティングチームの中には必ず競艇事業の責任者を含まなければいけません。ネットショップや実店舗でいえば、「店長」のような存在です。新聞や雑誌でいえば、「編集長」のような存在でしょうか。24時間、お客さんの立場に立ってメンバーに要求し続ける人間です。

 事業責任者、店長、編集長は「顧客の要求」をメンバーに投げ続け、メンバーがそれに応えられるように努力をする。これが正しい形です。事業責任者、店長、編集長が「社内の事情」を気にしていたら、事業は成り立ちません。事業責任者、店長、編集長はあくまで「お客さんの側」の人間なのです。

*ミーティングの議長役と書記役を設定する

 ミーティングは必ずホワイトボードを用意してください。書記役の人間がアイデアや決定事項・課題などのポイントをホワイトボードに書いていきます。書記役はマーケティングチームメンバー内の誰でも構いません。

 また、ミーティングの全体の進行をおこなう議長役も必要になります。ここもマーケティングチームメンバー内の誰でも構いません。議長役と書記役を同じ人間がおこなっても構いませんが、慣れていないとミーティングがぐちゃぐちゃになるので、最初は別々の人間がおこなうのが良さそうです。

 事業責任者が担当する場合は、書記役よりも議長役を優先した方が良さそうです。また、書記役は持ち回りではなく、担当を決めて、毎回同じ人間がホワイトボードに記した方が良いと思います。

 人によって書き方や表現が変わるので、書記役が変わるたびにメンバーが頭を切り替えなくてはいけなくなります。同じ人間が記すことで「・は何の意味を持つのか」「マーカーの色の違いはどういう意味を持つのか」「書く順番の特徴は?」など、回を重ねるごとに理解力が深まってきます。ホワイトボードの書き方を最初にルール化しておくのも良いと思います。

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2 コメント

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