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きたれ女性と若者!競馬人気をまくり差せ!競艇場「売上アップ」マーケティング。七【no.0633】

 きたれ女性と若者!競馬人気をまくり差せ!競艇場「売上アップ」マーケティング。(前回はこちら

 競艇場の売上アップを実現するために最初のステップとして、実行数値管理表の「来場者数」と「理由・特筆事項」をスタッフ全員個々人で埋めるところから始めましょう。ポイントは「毎日」やることです。競艇場の営業日ではない日、自分のシフトが入っていない休日は仕方ありませんが、翌出勤時に必ず休み分の数値を入力するようにしてください。

*いかにして数字を毎日記入してもらうか

 ここで課題になるのが、「来場者数」と「理由・特筆事項」をいかにして毎日記入してもらうか、ということです。

 「来場者数」はパソコンでワンクリックすれば確認できますから、調べるのは簡単です。実行数値管理表には「1,234人」と記入するだけですから、これも一瞬で終わります。「理由・特筆事項」についても、自分が働いている競艇場・他の競艇場の開催日程は事前に確認できるはずです。

 競艇場でおこなわれるイベントについても、今日のイベントが今日決まるということはないと思います。明日のイベントが今日決まる、ということもほぼないはずです。「来場者数」「理由・特筆事項」とも、その調査と記入は5分もあればできてしまうようなことです。

 しかしいくら簡単な作業だとはいえ、これが「継続できない」から人間というものは困ってしまうものなのです。頭で理解していても、「しない、できない、やり続けられない」というのは人間の永遠の課題だと思います。どんな業界も一緒です。さらに言えば、仕事ではなく、人生においても一緒なのかもしれません。いかにしてこの行動を「習慣化させるか」これが実行数値管理表を運用していく上での最重要課題だといえるでしょう。

*習慣化してもらうための手段とアイデア

 実行数値管理表の記入を毎朝の習慣にするにはどうすればいいでしょうか。正解はありません。組織の体制や目的、スタッフ個々人の指向性、社内の文化などによって、最適なアプローチの方法は変わってくると思います。何が最適なのかは「やってみなければわからない」のですが、習慣化してもらうための手段として近そうなものを、ブレスト気味に出してみたいと思います。

 ひとつは、実行数値管理表を記入する「時間をつくる」ことです。

 例えば、出勤してタイムカードを打つ、そして場内のユニフォームに着替える。そのフローの中に、実行数値管理表の記入」という業務を埋め込みます。「タイムカード→実行数値管理表の記入→着替え」というようなフローをつくり、手順を明確化させるのです。「実行数値管理表をつけましょう。記入するタイミングはお任せしますよ」では習慣化しません。仕組みとして入れてしまうのが一番です。

 次に、記入しているか否かを「チェックする」仕組みをつくるのが良いのではないでしょうか。

 これは「記入していなければペナルティ」というわけではなくて、「記入し忘れたことに気づいてもらう」ためのチェック機能です。上長が個々人の実行数値管理表をチェックするのでも良いですし、スタッフの仲間同士でチェックするのも構わないと思います。できれば毎日チェックするのが望ましいので、スタッフ間でチェックする仕組みをつくる方が良いですね。もちろん「チェックする時間をつくる」ことも忘れずにおこないましょう。

 他には記入を電子化(=入力化)して未入力のアラートを出すとか、実行数値管理表の記入を評価の対象にするとか様々あると思いますが、まずは事業本部長・各チームリーダーが徹底しておこなう、そして自分自身で習慣化することが大切なのではないでしょうか。たとえば、組織が6階層に分かれているとして、各々の階層の一括りが6人だとすれば、「6×6×6=216人」に伝達することができます。一気に216人でスタートするよりも、6人、36人、216人と着実に習慣化させていくのも良い方法かもしれません。

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