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「結果」に繋がると、一発で状況はポジティブになります【no.1031】

 「結果」が一番の良薬なのだなぁと改めて思いました。

 ECMJブログはECMJのクライアントさんも読まれているので、あまり変なことを書けなかったりもするのですが、ポジティブな話なので、できるだけ。

 「結果」が出てくると表情が変わります。「結果」が出てくると取り組み方が変わります。「結果」が出てくると数字の目標を自分の口から発するようになります。明確な「結果」が出ることで、何から何まで状況が好転していきます。

 それは「売上」という数字だけではありません。ネットショップのアクセス人数でもページビューでも良いですし、ホームページからの問い合わせ数でも良いです。メールマガジンの閲覧数、クリック数でも良いと思います。普段自分たちが仕事をするにあたって「成果の指標」としている数字が伸びてくると、その先に待っている展開が好転していくのです。

 ここからは5年間のコンサルタントとしての経験による話です。

 基本的にコンサルティングをスタートした当初は、数字に対してそれほど徹底されていない状態からのスタートであることが通常です。もちろん、売上目標はあります。アクセス人数や転換率という数字項目を知らない、チェックしていないわけでもありません。ただ、毎日、常に数字を意識しているかというとそうでないことはほとんどです。

 毎日数字を意識する、ということを軸にして、マーケティングの改善活動を進めていってもらいます。コンサルタントは偉い存在ではありません。先生だとも思っていません。毎日数字を意識する、ということをどこまでも徹底してもらうこと、地味で手間で面倒な改善活動を「着実に1歩1歩」進めてもらうこと。このふたつがコンサルタントの役目です。「魔法の杖」なんぞ私は知りません。

 最初に訪れるのが「頭ではわかっている」状態です。「データを取って、毎日カイゼン」が頭では理解できている、という状態です。ただ、なかなか「毎日数字を意識する」ということと「毎日やったことを記しておく」ということに身体が動きません。どうしても「やれるとき」「時間があるとき」「思いついたとき」になってしまいます。

 次が「頭でわかっていて、実行もできている、でも結果に繋がらない」という状態です。この状態をスルっと抜けて、比較的スムーズに結果に繋がってしまう場合もあります。コンサルタントとしては実践的なアドバイスもしますから、そちらが当たることもありえます。ただ、「実行から結果」は通常すんなりいくものではありません。

 「理解→実行→結果」。この3つが繋がるまで越えなければいけない重大なハードルが「モチベーションの低下」です。最初は美しい未来に期待をもってチャレンジをスタートしても、現実を見るようになると途端に意欲が下がってきます。「言い訳」をいいだすのもこの頃です。ただ、このハードルを越えなければ「結果」という果実をえることはできません。

 「結果」が出るまでは疑心暗鬼になります。本当にやり方は正しいのか、本当に結果は出るのか、結果が出るならそれはいつなのか。コンサルタントとして、表情を見ているとわかります。コンサルタントとしても非常につらい時期です。明確な「結果」が出ていないのに、回転し続けてもらわなくてはいけないわけですから。

 不安、疑心、言い訳、意欲の低下、課題はいろいろです。ただ、「結果」が出れば一発ですべてが吹き飛びます。場が一発でポジティブになります。早く「結果」を出して自信を持ってほしい。そう思いながら、毎日コンサルティングをおこなっています。

 おわり。

 

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