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「型番商品」と「オリジナル商品」のメリット・デメリット、戦略の違い。2【no.0963】

 「型番商品」と「オリジナル商品」のメリット・デメリット、戦略の違い。についてお伝えしています。(前回はこちら

「型番商品」を選択肢に入れてもらうための「理由」を改善する

 「型番商品」の場合、お客様はネットショップとネットショップとを比較します。はたしてどのショップで商品を買うことが一番お得かをよく見ています。もちろん商品ページの情報を充実させるのももちろんです。加えて、より比較の場になる検索結果の一覧ページを改善させた方が近道なのです。

 たとえば価格だけを気にするお客様は価格でしか選びません。現実的に、最安値を出すことができるのはたったひとつのネットショップだけです。ですから、2番目以降のネットショップは価格以外で勝負をするしかありません。やはり自社を購入の選択肢に入れてもらうための「理由」を改善していきましょう。

 ここでは「検索結果の一覧ページ」という言葉を使っています。あくまでモールでのネットショップ運営をイメージしてポイントを書いています。実は「型番商品」を販売するなら、モールでのネットショップ運営が圧倒的に向いています。

 自社サイトで「型番商品」を売る場合、リアルで「ブランド」をつくるしかありません。たとえばヨドバシドットコムやビックカメラドットコムのような感じです。もちろん簡単ではありません。やはり「型番商品」はショッピングモールを軸にして展開していくのが基本になります。

「オリジナル商品」の購入してもらうための情報を発信する

 次に「オリジナル商品」についてです。

 「オリジナル商品」のメリットは比較されないことです。ここが「型番商品」とは真逆です。競合では同じ商品が販売されてないわけです。ですから、ネットショップ同士の比較にさらされることはありません。比較されないため、適正な販売価格と利益を確保して売上をつくることができます。必然的に「型番商品」を販売しているネットショップに比べ、利益率が高くなります。

 「オリジナル商品」のデメリットは商品が知られていないことです。「型番商品」だとメーカー自身が商品の宣伝活動をおこなっている場合もあります。また、取り扱っているショップが各々宣伝活動をすることで商品の認知度も上ります。

 しかし、「オリジナル商品」はこれらを自社だけでおこなわなければいけません。商品の魅力、どんな課題を解決するのか、機能性の高さ等々です。お客様に購入してもらうための提案を考え、発信し続けていなかければいけません。

「オリジナル商品」の課題は商品自体が知られていないこと

 「型番商品」と「オリジナル商品」を比べれば、「オリジナル商品」が売れる方がネットショップにとって良いことばかりです。ただ、お客様から認知されるための努力を積み重ねなければいけません。これが非常に骨の折れる仕事です。

 「オリジナル商品」を販売する場合、「情報発信」が戦略上の大きなポイントになります。

 重要になるのがネットショップ、商品ページの作り方です。なぜこの商品が生まれたのか、この商品がどんな課題を解決するか。そしてどんな人にこの商品を使ってもらいたいか。お客様に「これが私の探していた商品だ!」と思ってもらえる訴求力の強いWEBサイトを作っていかなければいけません。

 そして情報発信です。「オリジナル商品」の場合、お客様が最初から「型番・品番」「商品名」でネット検索してくれることはありません。それは「オリジナル商品」の存在を知らないから、なのです。

 つづきはこちら

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非型番商品と型番商品の効果的な販売手法(その1)(ネットショップスタジオさん)

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