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インターネット活用は定期的な「更新」と「発信」ができてこそ【no.0925】

 情報を発信するとリアクションがある、そこからお客様の潜在的なニーズを掴む、これができるのがインターネットの特徴ですよね。

 ブログを書くのもタダ、SNSを活用するのもタダ、メールマガジンを送るのもタダです。基本的に、インターネットの戦略は「時間」はかかっても、「お金」がかからないところからのスタートができます。

 世の中でインターネットを本当に活用できているのは、おそらく全事業者の10%くらい。いや、もっと少ないかもしれません。「ホームページ、もってるよ」「ネットショップ、あるよ」という方は多いでしょうが、インターネットを活用していることとは、改善活動のサイクルが回っていること、なんですよね。

 本のように一度発行したら完了ではなく、雑誌のように定期的に新しい情報を出し続ける。これがインターネットの活用です。スキルやノウハウはもっと後の話です。

 その点でいうと、WEBサイトを保有している事業者はたくさんいますが、多くの事業者に欠けているのが「更新」という概念と、「発信」という概念ではないかと思います。

 まずは「更新」。

 耳にタコができるような表現ですが、世の中は常に変わり続けています。自社の戦っている市場も変わり続けていますし、自社のサービスも「一年前とまったく一緒」ということはないはずです。サービスのラインナップなのか、クオリティなのか、サービスフローなのか、常に改善が積み重なっていると思います。また、昨年入社した新入社員が一年経ったいまも同じ実力ということはないですよね。

 WEBサイトの見せ方を常に新しいものにアップデートする。それは自社の成長に合わせてもそうですし、市場環境に合わせてもそうです。Googleアナリティクス等のデータ分析ツールを活用して、お客様の探している課題のニーズがどこにあるかをウォッチしながら、WEBサイトを定期的に更新していくと良いと思います。

 また、細かな市場環境の変化を感じとるために「発信」は欠かせません。

 「更新」は基本的に、「いま自社の中にあるもの」を上書きしていく考え方です。「発信」は新しいものを外に足していく考え方です。「発信」を繰り返すことによって、お客様からのリアクションを得ることができます。それは、お客様が直接自社に連絡してくれるかもしれませんし、どこかにレビューを書いてくれるのかもしれませんし、SNSで次の発信をしてくれるのかもしれませんし、一見リアクションをしてくれなくても、データにはしっかりリアクションの痕跡が残っていたりします。

 最初にも書いたとおり、ブログを書くのもタダ、SNSを活用するのもタダ、メールマガジンを送るのもタダです。まあ、完全にタダというわけではなく、ブログなら月々のサーバー代がかかりますし、メールマガジンも先方の許可を得なければいけない場合もあるでしょう。でも、雑誌に情報を載せてもらうとか、ダイレクトメールを送るとかに比べればはるかに取り組みやすいはずです。

 情報は「発信」すればするほど、情報が返ってきます。インターネットは「データ」も返ってくるのが面白いところです。お客様の反応が「定量的」にわかるわけです。

 ただ、定期的に「更新」と「発信」を続けるのは大変です。むしろ本質的な課題はそこにあるのではないでしょうか。やはりポイントは、「更新内容・発信内容を決める日時」「更新・発信する日時」をあらかじめスケジューリングしておくことではないでしょうか。内容ともかく、まずは「続ける」ことです。

 おわり。

 

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