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「仕事の怖さ」を吹っ飛ばす仕事の進め方。3つのポイント【no.0844】

 仕事が怖いのは達成のイメージができていないから

「結果が出るかが怖い」という部分もありますが、結果は「神のみぞ知る」わけですから、基本的には勝てると思われることをしっかりとやるしかありません。結果はたしかに怖いですが、気にしていても仕方がない怖さです。

考える時間と作業の時間を分けること。細目なスケジューリングを心掛けること。できてから修正をする余裕を持つこと。この3つを徹底するだけで、仕事がよりスムーズに進んでいきます。

1.考える時間と作業の時間を分ける

例えば、パワーポイントでプレゼン資料をつくるとき、いきなり1ページ目から書き出していくと、どこかで必ず煮詰まります。最初のページから書き直し、ということもあるかもしれません。まずは資料にどのような項目を載せるかを書き出し、各項目を載せる順番を決め、各項目の内容(小項目)を決めていきます。ここで骨組みができます。骨組みができると全体のバランスを確認することができます。

まずは最初から終わりまでの全体像をイメージすると、仕事が怖くなくなります。あとは、その骨組みに沿って資料を作成していけばいいだけです。

2.細目なスケジューリングを心掛ける

1.で紹介したように、プレゼン資料作成のスケジューリングも「プレゼン資料作成」のひとまとめとして時間を確保するのではなく、「考える時間」と「作業する時間」を別にして予定を立てます。さらに、「考える時間」の中でも「項目書き出し」「順番の検討」「小項目書き出し」「全体バランス最終確認」など仕事を小分けにすると、マイルストーンがみえ仕事がスムーズになります。

細目にスケジューリングをすることで、上司に途中経過の確認をしてもらう場合のタイミングも作りやすくなります。管理者が嬉しいのは事後での十分な説明ではなく、細目な報告です。

3.できてから修正をする余裕を持つ

「これが決定版だ」という意識を持つと、途端に手と足が動かなくなります。プレゼン資料を作成するときも、「どうせ後で何回か見直しをかけるから」くらいの気持ちで取り組むと仕事の流れが良くなります。まずは始めから終わりまで、一度資料づくりを終わらせ、全体感を把握してからブラッシュアップをした方が、より統一感のある資料ができるはずです。

100%の出来を求めようとすると仕事が怖くなり行動がとまってしまいます。「どうせ後で~」の気持ちで取り組んだとしても、自分の実力の70%ぐらいの出来には仕上がるはずです。それが実力というものです。何度も見直しをかけて、70%を100%に近づけていきましょう。そのためにも、できるだけスタートを早くして、時間に余裕を持つことが大切です。

以上の進め方を前提として、おすすめするプレゼン資料のつくり方はこうです。

1:プレゼン資料に盛り込みたい内容を殴り書きする(頭に浮かんだ順に書き出す)

2:殴り書きした内容をテーマごとにまとめ、項目化する。資料上の順序を振って、目次化する。

3:各項目についての小項目を書き出す。ここも殴り書きの勢いで良い。

4:プレゼン資料のパワーポイントに各ページの簡単な概要だけを書き。開始から終わりまでを入力する。(この時点でいったん全体が終わる)

5:項目1から書き出す。たとえば目次が5章まであった場合、各章頃にスケジューリングをする。

6:とにかく書きたいことを書き出す。多少文章になっていなくても軸がしっかりしていることが大事。

7:見直してブラッシュアップさせる。この6と7を何度も繰り返す。

というような形です。もし不安がある場合は各工程が終わるごとに上長に確認するのが良いです。全部が仕上がった後に根本的なズレを指摘し、修正するのは難しいので、上長としてはマイルストーンごとの細目な確認の方が喜ばれます。

おわり。

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