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「データをとって、毎日カイゼン」をするための指標づくり。【no.0305】

 「データをとって、毎日カイゼン」をするための指標づくり。

 ネットショップを運営していくときの指標として、まず売上・アクセス人数・注文件数(受注件数)・転換率(コンバージョン)・客単価、という5つの数値項目を日々確認していくことが重要です。この5つの数値項目を追い続けることは、ネットショップの「基本のキ」であるものの、「毎日」「徹底して」数字を見続けることは、なかなか簡単にはできないものです。ECMJセミナーで紹介している「数値管理表」等を用いて、ぜひ社内の習慣にしていってもらえればと思っています。

 売上・アクセス人数・注文件数(受注件数)・転換率(コンバージョン)・客単価、という5つの数値項目は、Eコマース事業の運営に関わる全てのスタッフの、日々の仕事によってあらわれた成果数値ということで間違いないと思います。ページを制作する担当者がいて、メールマガジンを書く担当者がいて、お問い合わせの電話を受ける担当者がいてというように、ネットショップを運営するため、様々な人と仕事が絡んでいると思います。その全ての仕事の成果が、この5つの数値項目に集約されているのです。したがって、この5つの数値項目については、経営者やEコマース事業の責任者だけではなく、Eコマース事業に関わる全てのスタッフが、毎日チェックしなければいけない、ということです。なぜなら、自分達の日々の仕事の結果だから、ですね。

 まずは、この5つの数値項目を、Eコマース事業に関わる全てのスタッフで毎日チェックすること。それを会社として習慣にすることが重要であり、またそれが「データをとって、毎日カイゼン」をするための第一歩ではありますが、ここがクリアできてきたとして、次に各業務の担当に対して、どのような改善の数値項目を持って日々の業務に取り組んでもらえば良いのか、ここが今回のエントリーのテーマになります。

 まずは、ネットショップの業務の担当者ごとに、改善の数値項目を考えていきましょう。Eコマース事業を推進していくとき、ネットショップ運営には7つの業務がある、とご紹介しています。簡単にご説明します。(詳しくはこちら

1.商材開拓・商品企画
 ネットショップで販売する商材を仕入れてくる商材開拓の仕事と、自社で商品を企画する商品企画の仕事。

2.Web制作
 ネットショップのサイトを構築したり、画像や動画などのコンテンツを作ったりするWeb制作の仕事。

3.集客
 インターネット上から(もしくはリアルから)、自社のサービスにマッチするお客様をネットショップに集めてくる集客の仕事。

4.運営(更新)
 販売戦略のベースになるスケジューリングと、それを元にディレクションをする運営(更新)の仕事。

5.受注管理(データベース管理)
 お客様のデータの管理と情報セキュリティ管理を行う、受注管理(データベース管理)の仕事。

6.物流
 お客様に注文いただいた商品を発送する物流の仕事。商品の入庫の管理、在庫の管理や、倉庫のレイアウト変更、発送アルバイトの管理なども、物流担当者の仕事。

7.カスタマーサポート
 電話やFAX、メールなどを使って、お客様からの問い合わせにお応えするカスタマーサポートの仕事。

 以上が、ネットショップを運営していくときに行う7つの業務です。これら日々遂行していくにあたって、どのような数値項目を指標にして改善活動を進めていけばいいのか、担当者にどんな数値項目を日々ウォッチしていってもらえばいいのかについて考えていきたいと思います。

まずは次回、「1.商材開拓・商品企画」の改善指標について考えていきましょう。

 つづきはこちら

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