ECMJブログ傑作選 第二弾「マイケル・ポーターの戦略」「信長・秀吉・家康のセオリー」「ビッグバーZホワイト」等【no.0412】
土曜日なので、まとめです。
今回も前回のまとめと同じように、ECMJブログの傑作選を紹介したいと思います。「ECMJブログ傑作選 第二弾」ということでいってみましょう。
・「食い逃げされるなら、バイトを雇え」と言いたい。 【no.0099】
http://www.ecmj.co.jp/?p=1440
「食い逃げされても、バイトは雇うな」。以前、こんな本が流行りましたねぇ。この本は、食い逃げされるリスクと、バイトを雇うコストのバランスを計算した「経済合理性」の話です。私もその昔買いまして、「なるほど!」と思いました。しかし、これからの時代では通用しない考え方でしょうね。第三者の目、つまりソーシャルの目が「食い逃げを放置するお店」を許さないでしょうから。「三方よし」でいう「世間よし」の思想が大切になってくるわけです。「バレなきゃOK」の時代は終わりましたね。
・マイケル・ポーターが語った、『戦略』とは‥?【no.0101】
http://www.ecmj.co.jp/?p=1459
これまで400本以上ブログを書いてきていますが、私の中ではno.1のエントリーがこちらです。弊社取締役で元ダイヤモンド社社長&会長である岩佐さんから聞いた話なので、私のアイデアで書いた文章ではないですが、内容として最も気に入っています。世界でもっとも著名な経営学者のひとりであるマイケル・ポーターさんから岩佐さんがこっそり聞いた、「詰まるところ、戦略って何なんですかね?」という話です。全てはここに集約される、ということなのでしょうね。
・アクションプランの実行判断をするための6つのパターン。【no.0113】
http://www.ecmj.co.jp/?p=1557
弊社のコンサルティングで実際に使っている資料を基にしたブログです。ミーティングで「実践すること」を決めれば、次のミーティングは「実践したこと」から話が始まります。「実践すること」の全てが「実践したこと」になれば良いのですが、「実践できなかったこと」「実践しなかったこと」も往々にして起こります。その「実践策」のひとつひとつをミーティングでどう処理していけばいいのかを書いたエントリーです。現場のスタッフの皆さんに徹底し、共通言語化をしてください。PDCAのスピードが変わります。
・信長・秀吉・家康の流れに潜む、セオリーを考えてみた。 【no.0115】
https://www.ecmj.co.jp/no-0115
それなりに面白く書けたかな、くらいに思っていたのですが、ソーシャルメディア上で予想以上にシェアされたブログです。「歴史は繰り返す」というように、世の中は破壊と創造を同じようなサイクルで展開しているのだと思います。インターネット、そしてEコマースの業界も、新しいもの好きのプレーヤーがいて、組み合わせの上手なプレーヤーがいて、愚直にコンセプトを徹底するプレーヤーがいて、というように「信長→秀吉→家康」の流れをくんでいるのではないか、というのがこのブログ。現状は「秀吉」の時代から、「家康」の時代に入りつつありますね。やっぱり最後は、隣より汗をかけるかどうか。つまり「我慢」です。
・「ビッグバーZホワイト」を買い占めたのは、私です。 【no.0129】
http://www.ecmj.co.jp/?p=1697
はい、そうなんです。北区、板橋区、豊島区のコンビニやスーパー、ドラッグストアで「ビッグバーZホワイト」というお菓子を買い尽くしたのは私なのです。「このお菓子は売れるなぁ、多めに発注しておくか」と在庫を積んだお店は大変なことになります。その後、私が飽きてしまったのですから。ここに、オムニチャネル化を推進する最大のポイントがあります。100人のお客様が1個ずつ、お菓子を買うなら100個の在庫があれば良い。1人が買わなくなっても99個は売れます。しかし、10人のお客様が10個ずつ(分けて)買っている場合、1人が買わなくなると90個しか売れません。10個の在庫が残るというわけです。実店舗ビジネスは、インターネットを介することによって顧客IDを発行し、顧客データを基点にしてリアルのマーケティングを展開したいと考えるのは当然の流れかと思います。
つづく。
カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 5.Eコマースの分析, 7.Eコマースのひと工夫, 9.Eコマースこぼれ話