ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

BtoCだけでなくBtoBの会社もメルマガを配信してみよう【no.1624】

 メールマガジンってあるじゃないですか。皆さんはどこからから送られてくるメルマガで必ず(それかほとんど)目を通しているものってありますか?

 ちなみに私はZOZOTOWNから送られてくるメルマガ(毎日夕方の18時過ぎくらいにくる)とソースネクストのメルマガ(意外なものが意外な価格で売られることがある)は結構良くみています。あと他には運営堂さんのメルマガとか竹内謙礼さんのメルマガとかクライアントさんのメルマガとかは読んでるんですが、Eコマース関連だと主にZOZOTOWNかソースネクストですね。

 ここで何が言いたいかというと、「メルマガが読まれない、なんてことはない」ってことですね。こんだけ情報過多の時代でも、迷惑メールがムチャクチャ多い時代でも、お客様は「読みたいメルマガをほじくりだして読んでいる」ということなんです。なので、「メルマガ~!?んなもん時代じゃないだろ!」なんて発言は無しですよ。

*自社のメルマガを読んでもらうために

 まあ、当たり前なんですがネットショップや商品が魅力的でないとお客様にメルマガを読んではもらえません。メルマガ自体を工夫して導線を強める方法としては、ざざっとこんなのがあります。

 「送信先名の工夫」「件名にインデントを入れる」「件名に【送料無料】など入れる」「件名に★☆◆◇など装飾を入れて目立つように」「件名に価格を入れる」「件名に販促期間を入れる」「件名にお客様の名前を入れる」「件名に課題解決・目的・用途を入れる」「件名のパターンを固定化する」「内容部分をHTML型にする」「内容部分の画像を増やす」「内容部分のリンク数を増やす」「内容部分のリード文・イントロを面白く」「店長のキャラクターを前面に出す」「架空の面白キャラクターを作る」「そもそもメルマガの配信回数を増やす」「配信先をセグメンテーションする」「そもそもメルマガの配信アドレス数を増やす」

 ・・というように、件名に関する事項を特に細かく書いてしまいましたが、ちょっとした工夫はけっこうあってもやっぱりネットショップと商品の魅力がないと読まれないんですね。逆にいえば、それがあれば読まれるわけです。

*とにかくメルマガを配信してみよう

 「メルマガなんて意味ねーよ。やるだけなんか労力の無駄だよ」まあこんな時代ですからそんな意見が出てくるのもわかります。ただ、メルマガというのは「無料で」「サービス提供側から」「お客様に」「直接アプローチできる」「唯一の方法」なんですね。繋げてもう一度書くと、「無料でサービス提供側からお客様に直接アプローチできる唯一の方法」です。

 これはリスティング広告もリターゲティング広告もアフィリエイト広告もTwitterもFacebookもInstagramも、広告やSNSといった販促にはできないことなんです。「メルマガ=顧客リスト」ですから、有効に使わない理由はありません。

 ネットショップのメルマガ活用は当然やった方がいいことなんですが、ここで特におすすめしたいのは「BtoB」の会社のメルマガ活用です。Eコマースという「BtoC」をやっている会社はメルマガに積極的ですが「BtoB」の会社で定期的にメルマガを配信しているところは少ないのでは。そもそもBtoBの会社だと「マーケティングをする部署」というもの自体が存在しない可能性もあるのではっきり言ってチャンスです。

 BtoBの会社の多くは圧倒的に情報発信が少なくなります。昔からお付き合いのある特定の会社との取引が続いているからかもしれません。情報発信をするためにまず取り掛かるのは組織・体制の整備です。誰がやるのか、評価をどうするかが決まらないと動き出しません。そして社内に散らばったデータ(顧客リスト)の整備。ここまできたらECMJまでご連絡ください。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 7.Eコマースのひと工夫

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから