SEO対策?ん?ネットのマーケティング戦略じゃなくて?その二【no.1455】
SEO対策・・って果たして何なのでしょうか?の第二回です。
前回は、SEO対策という言葉はインターネットのマーケティングの現状を考えればすでに「死語」に近いこと、それでも「ネット=SEO対策」であるようなイメージがあるのはなぜかということ、現在のSEO対策とは何かということ、検索エンジンへの最適化を実現するための要素はなにか、これらについて解説をしました。
*被リンクの外部対策の影響力は減ったけれども
検索エンジンに好まれ、検索結果でできる限り自社のWEBサイトを上位に表示させるために内部対策と外部対策をおこないます。外部対策とは「被リンク」への対策です。被リンクとは外部のWEBサイトから貼られている自社のWEBサイトのリンクのこと。この被リンクの量と質が検索結果に大きな影響を与えていました。
「いわゆる」SEO対策を提供している会社は、何万・何十万というダミー的なWEBサイトをインターネット上に立ち上げて、そこから一気にWEBサイトにリンクを引っ張っていたのですね。これがSEO対策の会社が提供するソリューションのメインでした。
この方法はすでにGoogleの検索エンジンのアルゴリズム(検索結果を決めるルールのようなもの)を設定している会社によってペナルティ事項になっています。意図のない被リンクをたくさん集めているWEBサイトは悪質なWEBサイトと判断され、検索結果の順位が上がるどころか落ちる結果になるのです。
ただ、被リンクを集めるという外部対策が「すべて」検索結果に効かないというわけではありません。「質の高い」外部サイトからの被リンクであれば、自社のWEBサイトの評価が上がり、検索結果の上位に表示されやすい状態にすることができるのです。
*「質の高い」外部サイトとはどんなWEBサイトか
では、自社のWEBサイトの評価を上げるための「質の高い」外部サイトからの被リンクについて説明をしていきます。「質の高い」被リンクとしてわかりやすいのが、公的機関からの被リンクです。
自社のWEBサイトのドメインに「co.jp」や「ne.jp」や「.com」などがくっついています。同じ仲間で「go.jp」というドメインがあることを知っている方も多いと思います。これは政府機関のWEBサイトにしかつけることができないドメインです。わかりやすくいえば、「go.jp」からリンクが張られているWEBサイト、つまり「go.jp」の被リンクをもっているWEBサイトは評価が高くなる傾向があります。
政府機関のWEBサイトは絶対的なものです。経済産業省や金融庁や法務省など国のルールや方向性を発信している重要なWEBサイトばかりです。インターネットで「経済産業省」と検索したときに、なりすましのWEBサイトが本物のWEBサイトよりも上位に表示されたりしたら大変なことになります。「go.jp」のドメインは特定のWEBサイトにしか使えず、かつ他のドメインよりも元から評価の高いドメインなのです。
また「go.jp」のような特定ドメインのWEBサイト他、ページビュー(閲覧数)が非常に高い情報メディアサイトからの被リンクは「質の高い」被リンクとして自社のWEBサイトの検索に影響を与えます。「質の高い」被リンクはSEO対策の会社がどこからか委託されて「持っている」こともあります。もちろんその被リンクを借りる場合は有料になります。
自社のビジネスに関わる中で、「質の高い」外部サイトを持っている会社さんがあれば「相互リンクをしてもらえませんか?」とお願いしてみるのはありかもしれません。また自社で情報発信をしたり、プレスリリースの発信をしたりしていれば大手メディアサイトからリンクが張られることもあるでしょう。「外部対策=被リンク」は以前に比べれば圧倒的にWEBサイトの評価に影響しないようになりましたが、まったく影響がないものでもありません。
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