ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

実行数値管理表はオンラインショップ運営の基本のキ!その1【no.1352】

 実行数値管理表はオンラインショップ運営の基本のキ!その1。「実行数値管理表」について数回に分けて解説をしていきます。

 実行数値管理表はECマーケティング人財育成が活用をおすすめしているシートです。このシートは私がオンラインショップ運営者の時代に実際に活用していたECMJオリジナルのツールです。

 オンラインショップを運営している事業者さん、これから運営を強化する事業者さん、ぜひ「半永久的」に活用されてください。持続的にオンラインショップを成長させるための強い補助をしてくれるはずです。

*実行数値管理表とは何か?

 実行数値管理表は8つの項目で作成されるシートです。

 ショップのデータと施策を書き残し「原因と結果」の相関性を探すことができます。日々の改善施策の「成果検証」ができるだけではありません。データに表われた「異常値」は、「潜在需要(ニーズ)」を探すことにも役立ちます。

 オンラインショップの運用改善を高めていくための「基本のキ」のツールです。そしてまた最重要なツールでもあります。「基本」はけっして「初歩」ではありません。

*「的当てゲーム」を日々体感できるのが実行数値管理表

 実行数値管理表を作成することの狙いです。実行数値管理表をわかりやすくするため、お伝えしているのが的当てゲーム理論です。こちらもECMJオリジナルの理論になります。

 オンラインショップのマーケティングは的当てゲームです。お祭りや縁日の的当てゲームを思い出してみてください。的に向かってボールを投げるプレーヤーが事業者さんです。事業者さんは的に向かってボールを投げます。

 この的当てゲームの特徴がひとつあります。事業者さんは的の位置が見えません。暗闇の向こうのどこかに的があると考えてください。事業者さんは暗闇の向こうのどこかにある的を探すためにボールを投げるのです。暗闇ですから的にボールが当たったか、当たらなかったかを確認することはできません。

*的に当たったかは見えないが、返ってくるものがある

 事業者さんはボールが的に当たったかを見ることができません。しかし、ひとつだけ的に当たったか当たらなかったかの判断材料が返ってきます。それは「音」です。的の中心に当たれば良い音が、的の外側に向かっていくごとに悪い音がなります。的に当たらなければ当然「スカ」です。

 事業者さんはボールを投げて音を聞きます。その音からボールが的のどのあたりに当たったのかを判断してまたボールを投げます。そしてまた音を聞き、次のボールの投げる方向や投げる強さを工夫するのです。これを何度も繰り返すのがオンラインショップのマーケティング、ということになります。

*ボールとは何か、音とは何か

 事業者さんが暗闇の向こうのどこかにある的に向かって投げるボール。これが日々オンラインショップでおこなっている「施策」です。的に当たって返ってくる音。これが日々の改善施策をおこなった際に返ってくる「データ」です。

 実行数値管理表は「原因と結果」の相関性を探していくためのツールです。「原因」というのはボールであり施策です。「結果」というのは音でありデータであるということになります。実行数値管理表を付けることで、的当てゲームの感覚が少しずつ身についていくのです。

 つづきはこちら。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから