お問い合わせページから逆算してお問い合わせを増やす!その1【no.1296】
お問い合わせページから逆算して、マーケティングを展開していきましょう、という話です。
企業としてのインターネット活用として、WEBサイトから「お問い合わせ」「見積り」「資料請求」「アポイント依頼」を受けることを目的としている場合が多いと思います。Eコマース事業やWEBメディア事業としてインターネットを活用しているのは実は少数派であり、ほとんどの企業に当てはまるのはこちらの「インターネットを介してお客様(見込顧客)からお問い合わせをもらう」という使い方だと思います。こちらが多数派ですね。
ここでみなさんにお聞きしたいことあります。「あなたの会社のWEBサイト(ホームページ、コーポレートサイト、サービスサイト含む)から『お問い合わせ』がきたことはありますか?」ということです。ホームページやコーポレートサイトは立ち上げているけれど、そこからの「お問い合わせ」や「見積り」「資料請求」「アポイント依頼」はほとんどない・・のが現実ではないでしょうか。
おそらく、WEBサイト上にあるお問い合わせページからたまに問い合わせの連絡がきたと思ったら、「こんなサービスがあるんですけど、一度提案に伺えませんか?」という「逆営業」だったりします。こちらは「お問い合わせ」としてカウントはできません。あくまで見込のお客様からの「問い合わせ」を増やすためにはどうすればいいのか。これが今回のコラムのテーマです。
*カイゼンの基点は「お問い合わせページ」にアリ
WEBサイトを立ち上げて、簡単な事業内容やサービス内容の情報を載せて、お問い合わせフォームを用意して、オープンして依頼あとはそのまま・・。このような状態ではお客様からの問い合わせはきません。WEBサイトは生き物です。運用改善を繰り返していくことで、お客様との距離感を縮めていきます。
まずWEBサイト改善の基点としてウォッチしたいのが「お問い合わせページ」です。WEBサイトの目的はあくまで情報を伝え、お客様からの「問い合わせ」をもらうためのものですから、当然その評価の基準、改善の基準も「お問い合わせページ」が基点になります。
*そもそも「お問い合わせページ」に人がきているのか
WEBサイトの改善で面白いのは、そもそもお客様が「お問い合わせページ」にきているのか否かをしることができるところでしょう。たとえばコンビニエンスストアでいえば、レジで会計をする前のお客様が「レジに持っていこうかどうかに迷った」数字もデータでみることができるということです。このデータを活用しない手はありません。
このデータを活用するためにはまずGoogleアナリティクス等の解析ツールをWEBサイトに導入しておかなければなりませんが、ここではすでに導入されているものとして話を進めます。確認して欲しいのが、Googleアナリティクスの「行動>サイトコンテンツ>すべてのページ」です。中央部分の検索バーに自社のWEBサイトの「お問い合わせページ」のURLを入れ、検索をしてみましょう。
*何人の方が「お問い合わせページ」にアクセスをしたのか
検索をすると対象URLの期間内のアクセス数(=セッション数)やページビュー数をみることができます。もし仮に期間を1ヵ月と設定して、「お問い合わせページ」のアクセスがゼロであれば、まずWEBサイトのデザインとレイアウトの見直しを計った方がよいかもしれません。「お問い合わせページ」にリンクしているページの数が極端に少なかったり、階層に埋もれてしまったりしている可能性があります。
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