競合分析の習慣をつける具体的な方法。【no.0242】
競合分析の習慣をつける具体的な方法。
WEBサイトを運営していると、どうしても自社の戦略ばかりを考えてしまいがちです。同じ商材やサービスを扱う競合のWEBサイトをチェックする「競合分析」が重要だとはわかっていても、自社の改善に時間を割いてしまうことが多くなります。
競合分析もデータ分析と同様に、「流れを見続ける」ことが大切です。定期的にチェックすることで、競合のWEBサイトの変化を知ることができます。気になったときにやる、時間が空いたらやる、は避けたいわけです。もちろん、やっていないより少なからずやっている方が良いです。しかし、流れが見えないチェックは薄い成果しか得られません。ここでは、定期的な分析の習慣をつける方法を考えてみましょう。
1.競合のお客様になってしまう。
簡単な方法は、自分自身がお客様になってサービスを体感することです。競合のWEBサイトのお客様になってしまい、新作アイテムを購入する。販促企画に乗ってみる。そうすれば、競合が「何をやっているか」に加え「何が面白いのか」もわかります。自社のサービスとの比較にもなるはずです。ただし、この方法は、自分自身がお客様になりたい競合のみで使うことが可能です。興味があるところ限定の策になりますが、1つの競合だけでもしっかり見られれば十分な価値があります。
2.ブラウザの設定を変える。
実践的な話です。競合のWEBサイトをブックマーク(お気に入り)登録している人は多いと思います。しかしブックマークをしてもそれっきりになっている。ほとんどチェックをしないままになっている。ここが問題なわけです。
そこで具体的な方法です。ブックマークに競合サイトのファビコンだけを表示させるように設定を変え(つまり、タイトルを一切表示させないようにする)、ファビコンをブックマークバーにできるだけ載せるようにします。ブックマークバーの左から重要な競合サイト順にファビコンを並べます。毎朝、パソコンを開いた直後に、ブックマークバーを左から順番に開いていく。そうすれば、簡単に全ての競合サイトをチェックすることができるわけです。いちいち競合のオンラインショップを探したり、検索をかけたりしなくてよくなります。競合調査の習慣化のハードルをグッと下げます。
3.ミーティングの内容に盛り込む。
現実的な方法としては、ミーティングの中に競合分析を盛り込みましょう。定期的に開催している販売戦略系のミーティングに入れ込んでしまうのが良いですね。もちろん別のミーティングとして開催できるなら、より高い効果が望めます。ミーティングの時間は15分~30分程度。ミーティングの中に入れ込む場合は、15分~20分。別のミーティングとして設定する場合は30分でしょうか。1つのミーティングで自社の事業に生かせるところを1つ発見すればベターです。「ミーティングの最後に15分間、競合のオンラインショップについて話す」と「型」を決めて、定期的に分析を行ってください。
では次回は、競合分析のミーティングの進め方を具体的に考えていきます。ポイントは「原因」と「結果」を考える、です。
つづきはこちら。
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