ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

選択と判断をしていく力がより重要になる。 【no.0120】

(前回のこちらのブログを読んでからお読みください)

 前回は、イーコマース事業をスタートさせるときの、企画・構築・運用(運営)の3つのステップについてお話しました。その上で、弊社、ECマーケティング人財育成としてポイントにおいているのが「運用(運営)」だというところまでお伝えしましたね。

 イーコマース事業の企画・構築・運用(運営)のうち、多くの企業が詰まっているポイント、それが運用(運営)だと思っています

・ネットショップを立ち上げたけど、思ったように売上が取れない。
・Webの制作会社にネットショップの構築を依頼したので、自分達で更新ができない。もしくは、更新を依頼するたびに費用がかかる。しかも、着手してもらえるまで時間がかかる。
・広告代理店に集客を依頼したが、ネットショップに対してどのような効果があったのか「本当のところ」がわからない。
・運用(運営)してからやりたい施策が増えてきたが、システム上でできることが縛られていて、表現ができない。面倒な方法で表現するしかない。

 などなど。

 この15年程の中で、インターネットへの参入を検討しなかった企業は少ないと思いますし、多くの企業が何かしらの形で1度はインターネットビジネスに取り組んでいると思います。ホームページの構築も含めです。でも、思ったような効果が得られていない。もっと言えば、「思ったような効果」のポイントをどこにおけば良いのかがわからない。そして、どのように数値化し、改善を施せば良いのかがわからない。これってすべて、運用(運営)の問題なんですよね。

 以前書いた、信長の「やれば勝つ!」という時代はとっくに終わっていて、企画・構築したものをどのように運用(運営)していくか、状況によっては前提となっている企画・構築ですら変えていくことが求められる時代になってきているわけですね。イーコマース事業も、部分最適ではなくて、全体最適が必要になっているわけです。

 そして、その「全体最適」を行うのは、イーコマース事業に取り組んでいる自社のスタッフであるはずです。外注の会社さんは、部分最適はできても、全体最適はできません。だから、必要なのは、自社のスタッフが、自社のイーコマース事業に対して、どのような基準を持って選択と判断をしていくか、ということになると思います。もちろん、イーコマース事業の運営代行に出す場合も、自社のスタッフはその成果の判断を求められるわけです。

 イーコマース事業に関わるスタッフが、選択力・判断力をつけることで運用力・運営力を高め、売上に繋げていく、というのが弊社のコンサルティングの根本です。そのために、行っていることとして、「データを取って、毎日カイゼン」という素養をスタッフのみなさんにつけてもらうことになります。戦略の立案や、業務の指導ももちろん行いますが、最も特徴的なのはこのスタンスですね。

 運用(運営)のコンサルティングに重きをおいているとはいえ、オムニチャネルやオウンドメディアなど含め、イーコマース事業に関する企画・構築のプロジェクトの推進も行っています。ただ、その場合も、あくまで基軸は運用(運営)にあり、イーコマース化するサービスに適したPDCAの改善サイクルが回していけるよう、まず運用(運営)をしっかりとイメージしてから、企画と構築に入っていきます。選択と判断をし続けられる仕組みが重要ですからね

 というわけで、手法・事例は、弊社セミナーでお話させていただいています。翌日から使える具体的な方法もお伝えしますので、お時間があればぜひ↓お越しください。1月は23日、2月は26日の開催です!

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 2.Eコマースを続ける, 4.Eコマースの人財育成, 7.Eコマースのひと工夫

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから