「まずやってみる、そうすると予想もしていなかった何かが起きる」。大切なのは、「やったことは良かったか」を知ることだ。 【no.0027】
■まずやってみる、そうすると何かが起きる。それがチャンス‥!
昨日、参加させてもらっているfacebookグループの投稿が目についた。とある新聞記事を引用した、スタッフへのメッセージだ。
「最後の4行に『当初の狙いとは別に客層拡大』とある。まずやってみる、そうすると予想もしていなかった何かが起きる。その何かを見つけたら見逃さずに徹底的においかけて掴み取る。この『何か』のことを『チャンス』と呼ぶんじゃないかな。あなたはチャンスをつかめるか?」
大好きな考え方だ。そういえば、この投稿をした方との出会いも、私がtwitterに投稿した、似たような投稿からだった。
「ECは『的当てゲーム』である。市場という名の闇の的に向かって、僕らは打ち手というボールを投げる。的に当たれば『コーン』と気持ちいい音が鳴るが、スカで音が鳴らない時もある。この音が『売上・顧客数・転換率』などの数字だ。その音の小さな違いを聞き分けて、僕らは何度もボールを投げるのだ。」
もう3年以上前のことだ。この投稿に対して「とっても気持ちいい音だよね!」と返信してきてくれたのが、この方との出会いだった。
■こちらが動くと、チャンスがやってくる‥!
そしてまたこれも昨日のことだが、事業の0から1をつくろうと奮闘している方に出会った。バリバリの営業マンで、休日返上で病院や学校にアポを取まくり回っているという。「DMを送れば『あー反応なかったね』で終わってしまうと思うんですが、できる限りアポを取って、会ってDMを渡すようにしてるんですよね。時間を取ってもらって説明させてもらえば嬉しいし、お会いして手でDMを渡すだけでも違う」。何が違うか。対面してDMを渡すと、反応が返ってくるからだ。もちろん、全員が全員反応してくれるわけではない。しかし、何人か、意見や情報をくれる人がいる。そこで、商品に対するターゲットのズレや、提案方法のズレを確認することができ、次の営業のトライ&エラーに役立っていく。それが、成果の1%1%の確率を上げることに繋がっていくというのだ。
これも、「まずやってみる、そうすると予想もしていなかった何かが起きる」と一緒だ。そう。チャンスはあちらからは来ないのだ。こちらが動けば動くほど、チャンスは姿をあらわしてくる。
結局は「何をすれば良いか」なんて誰もわからない。これが弊社のコンサルティングの根底にある考え方だ。もちろん、考えるのが無駄だとか、無能であるとか、アイデアがない、とかそういう意味ではない。時代もお客さんもテクノロジーも日々進化をする。その中で、「何をすれば良いか」その手段論を明確にこたえられる方がむしろおかしい。大切なのは、「何をすれば良いか」より「やったことは良かったか」を知ることだ。それも徹底的に。決めるべきなのは内容よりも型である。
特に、ネットビジネスの本質論でいえば、「何をすれば良いか」はわからないが「やったことが良かったか」は主観的な勘ではなく、客観的な数字によって判断できるようになっている。もし、明確な手段論をこたえられるならば「お前がやれよ」という話でもあるしね。あくまで「何でそうなったかがわかれば、どうすればそうなったかがわかる」この考え方をスタッフ1人1人に浸透させることが重要だ。そのためにはまずやってみること、そうすれば『何か』があらわれるはずだから。それが『チャンス』ではない可能性もある、だけど、やってみないとわからない。
■自分が知らないことは、誰かが絶対知っている‥!
先月の30日、弊社の第一回セミナーを開いた。ネットショップをやられている方ばかりではなかったし、ましてや人材育成よりもマーケティングの話が聞きたかった、という方もおられた。ここは打ち出し方のズレがあったかもしれないし、告知の方法がズレていたのかもしれない。ただ、これも「やってみた」からこそわかったことだ。参加された方にはアンケートをお願いした。忌憚なく書いて欲しいとお願いした。厳しい意見もいただいたが、その後、お打ち合わせや紹介にも繋げていただいている。これも「やった」からこそだ。
弊社のセミナーは情報共有の意味合いが強い。やはり弊社の考え方や事例をしっかり伝える場は必要と思い、開催させていただくことにした。なので、営業っぽいセミナーではないので、ご参加を迷われている方がいればご安心を。弊社が手段論のソリューションを提供する会社であれば営業っぽいセミナーになるのだけれども、弊社のようなコンサルティングの利用はあくまで先方の「タイミング」なので、そこはよく理解しています。むしろ、タイミングではないときにコンサルティングに入っても、お互い不利益な感じになって終わってしまうので。弊社のコンサルティングは「提携」と同じなので、お互いがハッピーになるか、お互いが不幸になるか。ハッピーになれる状態ならば必ずハッピーになるので、お気軽な感じでセミナーにもご参加くださいね。
http://www.ecmj.co.jp/contact/
最後にもう一回。
「まずやってみる、そうすると予想もしていなかった何かが起きる。その何かを見つけたら見逃さずに徹底的においかけて掴み取る。この『何か』のことを『チャンス』と呼ぶんじゃないかな。あなたはチャンスをつかめるか?」
自分が知らないことは、誰かが絶対知っている。
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