ネットショップでまず月商50万円を目指す2つの理由。【no.0231】
ネットショップでまず月商50万円を目指す2つの理由。(2014年5月のコラムです)
お伝えしたとおり「Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方」が発売されました。(私の友人・知人の皆さんが購入してくれたおかげで)一時的にAmazonで在庫切れになったようです。ありがとうございます。いまは在庫が入荷されて即日発送になっているようですね。
この本を出版したことをお伝えしたところ、「なぜ売上1,000万円を目指すじゃないの?」「なんで50万円なの?楽々100万円みたいなのは良くあるけど」というような質問をいくつかいただきました。確かに月商50万円を目指すって少し変ですよね。いままでのネットショップの本ではあまりなかったかなと思います。今回は「なぜ50万円なのか?」ということを書きたいと思います。
ネットショップでまず月商50万円を目指す。理由は2つあります
1つ目です。この本は、副業としてネットショップに取り組む方を主な対象としています。このような方は、1日にネットショップの仕事にかけられる時間が限られます。たとえば本業を終え、帰宅してからの1日1時間。もしくは週末に1日5時間といったところでしょうか。限られた時間の中で、どれくらいの売上をあげることができるかではありません。限られた時間の中で、どれくらいの事務作業ができるかがポイントになります。
月商50万円のネットショップの場合です。客単価が2,000円だとすると、1ヵ月で250件の発送作業を行うことになります。1日あたり8件の発送です。もしも客単価が5,000円なら、1ヵ月で100件、1日あたり3件の発送です。
月商100万円となると、本業に近づく
受注後の手間を考えれば、1日8件の発送で限界です。おそらく平日作業時間の1時間が埋まります。1日3件の発送でも、運営に手を回せる余裕はほぼ出ません。個人が運営を回しつつ、事務作業をこなすためには月商50万円がポイントになります。
これが月商100万円となると、客単価2,000円で500件の発送、客単価5,000円で200件の発送というように、単純に事務作業の量は倍になります。しかも、商品がごった返すことになるので、管理も倍かかることになります。これは副業としてネットショップ運営を完全に超えていますよね。月商100万円を目指すとなると、本業としてもう一段高いレベルに近づきます。
ネットショップでまず月商50万円を目指す。もう1つの理由です
これは副業でネットショップを運営する方だけではなく、企業のEコマース担当者にも本を読んで欲しい理由でもあります。1,000万円の売上を目指す場合、必ず月商50万円を通過しなければいけません。月商50万円に到達できれば、月商1,000万円に到達する可能性があるということです。月商50万円に到達しないならば、月商1,000万円に到達する可能性はゼロです。すいません。当たり前のことを書きました。
つまり、月商50万円から月商1,000万円への成長は、インターネット広告を活用したり、商品を一括で大量に仕入れて価格競争をしたり、在庫を持って即日配送のサービスを整えたりなどの、レバレッジを利かすことで実現ができる可能性が高い、ということですね。(もちろん、市場規模によります)
個人の方がネットショップを始める。たとえばインターネット広告の費用が十分にある。自分だけにしか手に入れられない商品・仕入先がある。10,000商品の在庫を10点ずつ持つことができる。自分自身が有名なので最初からお客様がドシドシ集まってくる。そんな資本力・ブランド力を前提として売上をつくるのは当然ながら無理です。
「月商50万円」を達成すればその先が見えてくる
もしインターネットビジネスの原理原則に則ってネットショップを運営し、ショップの差別性と地道な集客努力で月商50万円までたどり着くことができれば、それは月商1,000万円売れることと同等もしくはそれ以上のノウハウ、価値を持っているということなんです。この本を通じて知ってもらいたいことはそこなんです。
ここを通過できれば、レバレッジをかけて月商1,000万円を目指すのも良し。月商50万円のネットショップを20店舗立ち上げて合計で月商1,000万円を売り上げることもできるようになります。どちらを選択するにせよまずは「月商50万円」からです。
【合わせて読みたい】
Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方。【no.0215】
Yahoo!ショッピング 今日からできる月商50万のネットショップの作り方 Kindle版
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