ネットショップのコンサル。3つのパターンのご紹介【no.1341】
ネットショップ コンサルの特徴について紹介をしていきます。
Eコマースのマーケティングも大きな市場のひとつになりました。ネットショップ コンサル会社というと大手、中小ありますが、他業界に比べると中小規模のコンサル会社が多い気がします。大手だと船井総研さんくらいでしょうか。戦略立案という点では外資系コンサル会社や大手広告代理店もおこなっているものと思います。
戦略立案のパターン。
大手のコンサル会社には戦略立案をお手伝いするコンサルが多くいます。商材の市場調査、マーケットの分析調査、外部データからの今後の市場予測をおこない、ネットショップの戦略を提案します。事業会社としてはその戦略に対してお金を支払います。
このパターンの場合、戦略をつくってもらって終わりということはありません。立案された戦略は社内の人財だけでカバーできないことがほとんどですから、戦略に沿ってシステムやプロモーションをアウトソースすることになります。そして戦略立案のコンサルティングフィーよりも、そちらの方の金額が高いことがほとんど・・。
コンサルとはいえ、実は戦略だけではなく、システムやプロモーションを売るための営業だったりもするわけです。大手のコンサルティング会社が大手の事業会社のために行なうサービスであるといえると思います。かっちりした戦略は中小企業にはあまり必要ありません。
座学・研修のパターン。
戦略立案のパターンは大手のコンサルティング会社が行なうことが多いですが、座学・研修は大手だけではなく中小のコンサルティング会社や個人のコンサルも行っています。みなさんご存じの有名なコンサルタントの先生もいるはずです。
コンサル側にはネットショップの運営やマーケティング、バックオフィスについて、ひと通りのプログラムがあり、半年から1年をかけて座学・研修を行なっていきます。その過程でワークショップを挟み、いかにして実務に落とすことができるかを現場のスタッフと考えていくのです。
事業会社としては座学・研修の中身に対してお金を支払います。基本的に、コンサルティングフィーの回収についてはコンサルティング期間終了後に「自分たちの努力」によって取り戻すことになります。超短期の3日間とか10日間とかでネットショップの座学・研修を行なっている会社もありますね。
コーチングのパターン。
弊社ECマーケティング人財育成以外、コーチングのパターンのコンサルを聞いたことがないですが、継続的にネットショップ運営をチェック&フォローすることによって売上に繋げていくパターンのコンサルティングです。
資本力の弱い中小の事業会社は、たとえ戦略があってもシステム・プロモーションにお金をかけることができません。また座学・研修を行なっても、自分たちだけで活用できるとは限りません。コンサルがコーチングをすることによって、現場のスタッフにネットショップのノウハウを浸透させていくのです。
理屈があって、理屈の使い方を教える。多くのコンサルはここまでです。コーチングが付与するのは「理屈がきちんと使われているかをチェック&フォローする」という価値になります。
以上、ネットショップのコンサルの特徴について紹介をしてきました。
ECマーケティング人財育成のコンサルティングに興味を持たれた方は、ぜひ定例で開催している「ECMJセミナー」にご参加いただければと思います。
カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 6.Eコマースの悩み