インターネットにおける新規顧客の集客方法は、4+1に集約される。【no.0370】
さて、土曜日なのでまとめです。
今回ご紹介するまとめですが、これまで書いたテキストの中でも、もっとも難しい内容のブログかもしれません。「新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかない」というブログです。
どうやって人に知ってもらうか、いかに人から注目を集めるかは、ビジネスを進める上で、常に誰しもが悩んでいる課題だと思います。今いるお客様にどうやってリピートしてもらうかよりも、新しいお客様をどうやって集めるかの方が難しい問題です。効果が疑わしくても、思わず広告に飛びついてしまうのも、やはり「もしかしたら新しい顧客が・・」という期待があるからです。それくらい、新規顧客を集めるのは難しいのです。
・新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかない。【no.0251】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3301
新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかありません。様々な手法があろうとも、この4つに分類されます。まずひとつ目は、前述しました「広告を使う」という方法です。
・ネット広告で新規顧客を集めるための原理原則。【no.0255】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3386
インターネット広告を使って新規顧客を集めるということは、新規顧客を「一本釣り」するということです。インターネット広告には、マス層にアプローチできるものは少なく、昨今のアドテクノロジーの方向性を加味すれば、データを活用することによって「より正確にお客様を一本釣り」する性質に偏り始めています。ネットマーケティングの本質はデータマーケティングですから、この傾向は正しいと言えますが、一本釣りは限界がありますよね・・。
・検索エンジンからの自然流入を増やすために。【no.0262】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3429
検索からのヒットによりサイトへの自然流入を増やすために必要なのは「量」です。活用事例やレシピ、使い方の提案などのコンテンツを増やすことによって、よりお客様の検索ニーズを叶えられるようになり、検索のヒットに繋がります。最適にコンテンツを増やしていくためには、ここでもデータマーケティングの手法が有効です。お客様がどんなキーワードでサイトに来たか、どのコンテンツがより読まれているか等のデータを検証し、次のコンテンツ拡充に努めます。
・メディア拡散のヒントは、メディアの傾向を知ること。【no.0269】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3468
検索エンジンからの自然流入が、アクセスの「ベース(基礎)」をつくるための方法ならば、メディア拡散を狙うことは、アクセスの「波」をつくるための方法ということになります。ここでも重要になるのは、「どんなメディアに、どんなネタを、どんな見せ方で」投げるかです。インターネット広告や検索ヒットの対策と同じく、対象となる人(この場合はお客様ではなくメディア)に個別のアプローチを行った方が良いでしょう。
・リアルビジネスはインターネットでも勝てます。【no.0277】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3519
すでに母体となるビジネスを営んでいる企業がインターネットに進出する場合、優先して取り組みたいアプローチが、「顧客リストを流す」ことです。インターネット広告にお金をかけたり、検索ヒットのために地道な努力を続けたり、メディア拡散で一発を狙うよりも、お金と時間のコストがかかりませんし、まとまったマーケティングのデータを取得、検証することができます。リアルビジネスはネットにおいても有利です。
・紹介してもらうこととは、話題にしてもらうこと。【no.0285】
http://www.ecmj.co.jp/?p=3575
これが最後の新規顧客の集客です。実は、4つではなく、5つの方法があり、コストがかからず、確実で、注文が決まる可能性が高い集客方法があります。それが、「紹介」です。「紹介」は自らコントロールできませんが、自らのサービス価値により間接的にコントロールすることができます。「紹介」とは、「話題にしてもらう」ことでもあります。まずはお客様への情報発信を続け、「話題にしてもらう」ためのツボを探していきましょう。行動することです。
以上が、「新規顧客の集客方法は、詰まるところ4つしかない」です。難しい内容のブログだと思うので、消化できるまで何度も読んでもらえればと思います。そして、今自分が取り組んでいる集客方法はどれに当たるのか、考えてみてください。もし、6つ目、7つ目の集客方法があれば、ぜひ教えてくださいね。
おわり。
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