すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その七【no.0437】
すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら)
「岩佐豊の大型国庫補助金」という新しいウェブサイトを立ち上げて、まずは自分の知人から、会う人会う人にウェブサイトの存在を伝えて、facebookやtwitterなどソーシャルメディアで身の回りの人に伝えて、500人や1,000人の方に情報を広げたとしても、「そのサービスを必要としている人」でなければ、それほど意味がありません。
もちろん、存在を知ってもらうだけでも十分ですし、もしかしたら知り合いに「岩佐豊の大型国庫補助金」のサービスを必要としている人がちょうど良くいるかもしれません。そして、紹介をしてくれるかもしれません。ソーシャルメディアでは、似たような情報を好む人達が繋がっていますから、誰かを基点にして「補助金を必要としている方」に情報が拡散していくかもしれません。そういう点では「とにかく発信してみる」というのは重要です。
しかし、それは当たるも八卦当たらぬも八卦、自らのコントロールが効かない「アンコントロール」の状態です。本来は、サービスのニーズを持っている方に、こちらからリーチできるよう仕掛けていかなければいけないわけです。この活動がまさしく「インターネットマーケティング」というものですよね。
ということで、ウェブサイトがオープンして、検索エンジンにヒットするようになってから、最初に受けた質問に戻ります。「『補助金』というキーワードで検索に出てきますか」という質問です。
インターネットというものは、パソコン使うユーザーを基点にして情報が発信されます。「池袋の美味しいラーメン屋さんが知りたい!」「新しいプリンターを買いたいと思っているが、一番安いお店はどこだろうか?」「今年のセ・リーグのホームラン王は誰だっけ?(答えはエルドレッド)」など、ユーザーの「見たい、知りたい、買いたい」が先にあって、その後に情報がついてきます。
これが例えば、テレビの場合です。テレビをつけっぱなしにしていると、興味がある情報も興味がない情報も、テレビ局が作成したコンテンツ通りに情報を受けることになります。自分の中の「見たい、知りたい、買いたい」の想像の範囲外の、「えっ!こんなものあったんだ!」を発見することができるというメリットもありますが、基本的には受動的です。逆に、インターネットは「見たい、知りたい、買いたい」から始まる、能動的な情報の取得ということになります。
これ、受動的な情報の取得が悪いとか、能動的な情報の取得が良いとか、そういうことではなくて、単なる特性です。マーケティング上、メリット・デメリットがあるので、後ほど説明をします。
じゃあ、「岩佐豊の大型国庫補助金」の利用ニーズを抱えている方が、インターネットでどうやって補助金案内のウェブサイトを探しているかと言えば、もっともシンプルに考えられるのはGoogleなりYahoo!の検索エンジンで「補助金」と検索することですよね。ですから、「『補助金』というキーワードで検索に出てきますか」という質問は、当然正しいわけです。
では、「『補助金』というキーワードで検索に出てきますか」の答えはというと、もちろん「YES」です。ウェブサイトの中で「補助金」というキーワードを使っていますから、検索エンジンでヒットする対象になっているのは間違いありません。しかし、「岩佐豊の大型国庫補助金」というウェブサイトを知ってもらうための、現実的な課題は「『補助金』というキーワードで検索に出てくるか」ではありませんよね。「『補助金』というキーワードで検索の『何番目に』出てくるか」ということになります。
そうです。たとえ「補助金」というキーワードが検索エンジンにヒットしていたとしても、「岩佐豊の大型国庫補助金」のウェブサイトが1,000ページ目に出てくるのであれば、そこまでユーザーが到達する可能性は薄いのです。ちなみに言うと、今、Googleで「補助金」というキーワードで検索をすると、約11,700,000件のページがヒットします・・汗
つづきはこちら。
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