「実行数値管理表」を使っての、ミーティングの回し方。1【no.1016】
ネットショップを運営されている皆さん、「実行数値管理表」は活用されていますでしょうか?
ECMJブログを長く読まれている方、ECMJセミナーにご参加いただいた方は覚えていらっしゃるかもしれません。ECMJが推奨している「1日15分でマーケティング力をつける」ための管理エクセルです。ネットショップ関連の講演会では、必ずお話をさせてもらっています。
今回は「実行数値管理表」を使っての具体的なミーティングの進め方について、紹介をしていきたいと思います。
まずは、簡単に「実行数値管理表」についておさらいをしていきましょう。
前述のとおり、「実行数値管理表」は1日たった15分でネットショップ運営スタッフのマーケティング力をアップさせてしまうツールです。このエクセルは、ECMJ石田がネットショップ運営者時代(2005年~2011年)に日々記入していたエクセルをベースにしています・・というか、まったく一緒です。
「実行数値管理表」のエクセルの項目は全部で8項目。エクセルの左の列から、「日付」「売上」「アクセス人数」「受注件数」「転換率」「客単価」「施策/改善」「理由/特筆事項」になります。
「日付」は毎日です。例えば、2016年7月の「実行数値管理表」ならば、7月1日から7月31日まで、1ヶ月分のデータを入力して1シートということになります。「売上」「アクセス人数」「受注件数」「転換率」「客単価」は、ネットショップ運営の成果として毎日入力していく数字です。「施策/改善」「理由/特筆事項」は、ネットショップ運営者個人、もしくはネットショップ運営チームで10分程度の打ち合わせをしながら入力していく項目になります。
この「実行数値管理表」を毎日入力していくことで、自分たちの日々のネットショップ運営とその成果がリンクするようになり、「『なんで数字が上がったか』がわかれば、『どうしたら数字が上がるのか』がわかる」という思考が習慣化されていきます。これがデジタルマーケティングにおける「マーケティング力」の基礎になっていくわけですね。
この「実行数値管理表」のつくり方と日々の入力の手順、データを読む・活用することの考え方については、毎月開催しているECMJセミナーで詳しく解説をしていますので、まだ参加されてない方はぜひ一度遊びにこられてください。(営業のセミナーではありませんので、気軽な気持ちで参加されてください)
さて、「実行数値管理表」の概念を理解いただいたとして、毎日の入力・記入を進めてもらったとします。エクセルの運用を継続していく中でまず当たる壁が「このエクセルをどう見ていけばいいのか?どうやって活用していけばいいのか?」ではないでしょうか。
ECMJでは、サポートさせてもらっているクライアントさんにこの「実行数値管理表」を作成してもらっています。これがコンサルティングをおこなう上での、最初のベースになります。そして、コンサルティングの打ち合わせの中でもほとんどのクライアントさんにおいて、「実行数値管理表」について議論をすることからスタートをしています。
「実行数値管理表」をみて、何に目をつけるか、どんな議論をするか、そしてどうやって次の施策に結びつけるか。「実行数値管理表」を使っての、30分から60分のミーティングをどうやって回していくか。具体的、体系的に説明をしていきますので、週次のミーティング・隔週のミーティングにぜひお役立てください。
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