まずはここから徹底的に。WEBサイト運用改善アプローチ。その五【no.0947】
WEBサイト運用改善アプローチ。(前回はこちら)
「参照元/メディア」に続いて「オーガニック検索キーワード」をみていきたいと思います。
「オーガニック検索キーワード」とは、検索エンジンを使ってWEBサイトにアクセスした方が、何というキーワードで検索したかを知ることができるデータです。俗にいうSEO対策(検索対策)をしたときの成果、がこの「オーガニック検索キーワード」のデータに上がってきます。
Googleアナリティクスで「オーガニック検索キーワード」のデータをみるときにまずチェックしておきたいのが「(not provided)」というデータの存在です。この「(not provided)」はGoogleの検索エンジンを使った方のデータが変換されているものです。したがって、「オーガニック検索キーワード」で確認することができるデータはGoogle以外の検索エンジンで検索されたキーワードということになります。
「(not provided)」とその定義、含まれるデータに関してはGoogleからの説明を確認した方が良いと思います。条件等々は時間を追うごとに変わっていくはずです。また、Googleアナリティクス以外のツールを使うことで一部閲覧することが可能ですが、ここの紹介は割愛します。(あることは覚えておいてください)
運用改善にまだあまり取り組んでいないWEBサイトの「オーガニック検索キーワード」の傾向があります。それは、自社の「会社名」や「サービス名」を含んだ検索キーワードが「オーガニック検索キーワード」の上位を占めている、という傾向です。検索からのアクセスの全体比でも、50%を軽く超えているはずです。
「オーガニック検索キーワード」に「会社名」や「サービス名」を含んだ検索キーワードが多い場合、「すでに自社の会社名(もしくはサービス名)を知っている人が、検索エンジンでWEBサイトを探した」という傾向が強いことになります。
もちろんこれは悪いことではありません。会社名・サービス名がブランドとして浸透し、どこかで名前を知ったユーザーがインターネットで検索をしてくれているわけです。ブランド認知が高くなっている証拠だともいえます。ただ、WEBサイトの活用としては、「会社名・サービス名を、すでに認知している方」とともに「会社名・サービス名を、まだ認知していない方」にもリーチできればなお理想的です。
自社の会社名・サービス名の存在を知らない、でも、自社で解決できる課題をインターネットで探している方。インターネットを通じて、こんなお客様と繋がることができれば素晴らしいことではないでしょうか。ここを狙っていきたいわけです。
「オーガニック検索キーワード」もデータ活用の原理原則に則って、同一期間同一条件のデータの比較からおこなっていきます。そのときにまずは3つのポイントに注力して、データをみていってください。
1つ目は、そもそも検索エンジン経由でのアクセスの合計数が増えているかどうか。2つ目は自社の会社名・サービス名(いわゆる直接検索)の数が増えているかどうか。そして3つ目に、「オーガニック検索キーワード」の「行数」が増えているかどうか。
この3つ目の「行数」が増えているかどうか、というのが実は大切です。「行数」とは検索エンジンで自社のWEBサイトがヒットしたキーワードの種類の数です。この数が多ければ大きいほど、様々な検索ニーズに応えられていることになります。
つづきはこちら。
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