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「広島カープがFAで主力選手を獲得するためには・・？」其の壱

　「広島カープがFAで主力選手を獲得するためには・・？」其の弐です。

■まずはチケットの売上を伸ばすところから考えていこう‥！

　広島カープはいかにして売上を増やし、心おきなく運営資金を投入し、FAで主力選手を獲得すればよいのか。まず、プロ野球の売上を考えるとき真っ先に思い浮かぶのはチケット料金だろう。

　広島カープの本拠地であるマツダスタジアムの収容人数は32,000人。立ち見のお客さんの数は無視するとして、年間の入場者数は最大で32,000人×72試合（プロ野球は年間144試合、その半分が主催試合のため）。つまり、2,304,000人。だいたい230万人が最大の入場者数になる。地方球場での主催試合があるかもしれないが、それもひとまず無視ということで進もう。チケットでの年間売上を計算するときに気になるのが、各座席種別のチケット価格、マツダスタジアムは座席の種類が他の球場に比べて多いので少し長くなる。さあ、いくぞ！

　内野指定席Ａ：1・3塁側 約6,000席 3,500円、内野指定席Ｂ：3塁側 約630席 3,000円、外野指定席：ライト･レフト 約4,500席 2,000円、スカイシート：正面1・3塁寄り・1塁側 約900席 3,000円、カープパフォーマンスB：約1,100席 1,800円、ビジターパフォーマンス：約1,600席 1,800円、内野自由席（内野自由は全て2階）：約5,400席 1,600円、小･中学生800円、車いす席：内野1塁側・3塁側 1塁40席3塁20席 2,500円、車いす席：外野ライト 30席 1,500円、パーティーフロア：1塁側 200人まで 貸し切り670,000円、パーティーフロア：1塁側大フロア 30人まで 100,000円、パーティーフロア：1塁側小フロア 25人まで 90,000円、ラグジュアリーフロア：3塁側 50人まで 200,000円、パーティーベランダ ：150人まで 450,000円、びっくりテラス：100人まで 貸切300,000円、びっくりテラス：大 50人まで 160,000円、びっくりテラス小：40人まで 140,000円、テラスシート：70テーブル 5人まで20,000円、ゲートブリッジ：10テーブル 6人まで21,000円、寝ソベリア：約35ペア 2人まで7,000円、砂かぶり席：正面 約160席 8,000円、砂かぶり席：内野1塁側・3塁側 約340席 6,000円。（固定イスの数は30350人収容、最大33000人収容とのこと）

　ですって。ハァハァハァ、マジか。これは計算が面倒だが、頑張ろう。

　内野指定席Ａ：2,100万円、内野指定席Ｂ：189万円、外野指定席：900万円、スカイシート：270万円、カープパフォーマンスB：198万円、ビジターパフォーマンス：288万円、内野自由席：864万円、車いす席：20万円、パーティーフロア：89万円、ラグジュアリーフロア：20万円、パーティーベランダ ： 45万円、びっくりテラス：60万円、テラスシート：140万円、ゲートブリッジ：21万円、寝ソベリア：25万円、砂かぶり席：128万円、砂かぶり席：204万円。

　締めて1試合あたりのチケット売上は5,561万円。年間72試合での売上は40億392万円。

■観客動員数から予測される、現在のチケット年間売上は‥！？

　2012年の広島カープ主催試合の観客動員数は1試合あたり22,079人。年間1,589,658人だったとのことだから、70％が埋まったとのこと。各々の座席で人気不人気はあるのだろうが、均等な割合で座席も埋まっていたと仮定して、2012年のチケット売上は28億円だったということになる。今年2013年はAクラス入りも果たしたし、たぶん2012年に比べて観客動員数は増えたんだろうけどね。

　ちなみに、広島カープの選手の年俸総額は20億円、プロ野球12球団では最下位の12番目。12球団トップのジャイアンツは43億円なのでダブルスコア。球団トップの年俸はマエケンの21,000万円だが、これは全選手の23番目の金額。セ・リーグを代表するエースなのに23番目・・。打者の球団トップは栗原選手の14,000万円。これは全選手の中で57位タイだ。2013年の年俸ランキング100位以内に入っている選手は5人だけである。

　さて、気を取り直して、まずは広島カープの主催試合72試合でのチケット年間売上をどうやって最大化するか。つまり、現状の売上28億円をいかにして40億円に近づけていくのか。まずはそこから考えていきましょうか。

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「広島カープがFAで主力選手を獲得するためには・・？」其の参

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