ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

駅の近くに新しいクリーニング店ができた。メチャクチャ便利なんだけれども・・【no.0812】

 地元の駅ビルのショッピングセンターが先月一新されました。11月25日のことでした。私の誕生日だったので(当日は札幌出張でしたが・・)よくおぼえています。

 今年の6月頃でしょうか。古くからテナントとして入っていた衣料品店が閉店しました。それから約半年。工事も終わりリニューアルオープンとなったのです。

 新しく入ったテナントは・・スターバックスコーヒー!無印良品!サイゼリヤ!どれも地元の駅にはなかったお店です。嫁が興奮していました。

 そんな中、このリニューアルで新しく入ったのがクリーニング店です。

 これまで地元の駅の近くにはクリーニング店がありませんでした。厳密にいえばないこともないのですが、駅の北口出て少し歩いたところ。私の住んでいるマンションは南口なので、どうしてもそこまで行くのが億劫になります。

 クリーニングに出すのは主にYシャツなので、Yシャツのクリーニング料金が安く、朝出すと夜に引き取ることができる少し遠目のクリーニング店をこれまでは利用していました。(自宅から車で5分弱のところ)

 しかし、駅ビルの中に新しいクリーニング店ができたことで、いままでお世話になったクリーニング店との関係も終了・・と思っていたのですが、相変わらず同じクリーニング店を利用しています。

 新しいクリーニング店がひとつは値段が高めであること。Yシャツ1枚の価格が2倍弱です。駅ビルなので仕方ないことなのかもしれません。そしてもうひとつは、最速でも翌日の夕方の引き取りになること。クリーニングを朝出して、夕方に引き取ることができません。

 そして、最後ですが、会員カードを作るのが面倒なこと。基本的に週に1回程度しかクリーニングを出しませんから、どうしても会員カードをつくる優先順が後になってしまいます。

 実店舗はやはり商圏ビジネスなので、立地が結果を左右する部分が大きくあります。

 私自身も、駅ビルの中にクリーニング店ができることを知ったとき、お店を変えようと思っていました。なぜなら、自宅から近いから。仕事帰りにクリーニング引き取れて便利だから。ただ、いまのところはお店を変えるまでには至っていません。

 クリーニング店というのは基本的に、お客様から衣料品を受けるのと、クリーニングされた衣料品を渡すのが仕事です。クリーニングは外に出しているところがほとんどですから、特別なところでない限り、商品の仕上がりに差別性は生まれません。

 クリーニング店の選択として考えられるサービスの「違い」とすれば、やはり「近さ」「価格」「納期」ぐらいになるのでしょう。あとは、店舗が独自で設定するポイントや割引サービス(誕生日割りなど)などでしょうか。

 そしてやはり、サービスとしての「違い」があったとしても、「商品力」の違いがなければ一度習慣化してしまった人間がお店を変えるというのはなかなか難しいことなのかもしれません。自分がどのタイミングで、この新しいクリーニング店に変えるのかを気にしてみたいと思っています。

 実店舗は商圏ビジネスなので簡単にはリプレイス(交換する、置換する)しないとはいってきたものの、リプレイスするか否かを決めるにも様々な要素があるのだなと再確認をすることができました。

 ネットショップの場合も、商品やサービスには問題はないけれど、会員登録(アカウントを発行する)のが面倒だから利用していないということが、特に自社サイトについてよくありますね。「人の習慣をどうやって変えるか」「人の手間をどう解決させるか」。永遠のテーマのひとつです。

 おわり。

 

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 9.Eコマースこぼれ話

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから