ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

流れが悪いときは、「土台を見つめ直す」「人に会う」「生活習慣を改める」【no.1039】

 ネットショップの売上が悪いなぁ、ってことありますよね。

 実践にたいして思ったより売上が伸びない、前年同月よりも売上が下っている、前月よりもアクセスが増えない、理由はわからないけど何か歯車がかみ合わないってこと、ありますよね。

 こういうときは土台を見つめ直すのが大切だと思います。原則としてきちんと毎日やろうと思っていること、やっていることが整理整頓されているかを確かめるのが、流れを戻すための近道です。

*日々のルーチンを回しているとルールからズレていく

 ネットショップの運営だと、例えば商品画像の改善。決められたルールに沿って、商品画像が撮られているか。商品撮影のアングルや光の当て方にミス(というより、若干のズレ)はないか。画像の加工は適切か。トリミングやシャープはルールどおりにされているか。商品ページに載せる画像の枚数やバリエーションは足りているか。

 当然仕事としてやっていないわけじゃない、ただ、日々のルーチンを回していくうちにルールからズレてきているもの、適当になってきているものを修正するのです。クオリティに見直しをかけるということですね。

 他にも、検索キーワードの設定は全ページルールどおりになされているか、数字は毎日チェックしているか(実行数値管理表は毎日入力しているか)、数字の理由を十分に時間を取って話し合っているか、商品の梱包が適当になっていないか、お客様が欲しい商品を欲しいタイミングで出せているか(スケジューリングは適切か)などをチェックしていってください。必ず「あー、ここ適当にやってたわ」というものが見つかるはずです。

 流れがイマイチ悪いときは、新しいことをやるというよりも「いまやっていることを見直す」ことの方が効果があると思います。

*「人に会う」ことで流れを変える

 もうひとつ、若干逆説的なところもあるのですが、「人に会う」ことも流れを変える上で大切なことです。講演会やセミナーに参加するのも良いと思いますし、個別での打ち合わせやランチでも良いと思います。自分の頭の中にはないアイデアや情報をもらうことができます。また、自分がいまやっていることへの再確認もできるはずです。

 この再確認というのが意外と大事で、「自分もいままでそういう考えでやってきたんだけど、やっぱり間違いじゃないんだ。自信を持ってこのまま継続していこう」と思うだけでも、結果的に売上につながっていきます。誰しも半信半疑で日々の仕事に取り組んでいます。そこに「やっぱりそうだよね!」の軸(アサガオの支柱のようなもの)を添えられると、「迷い」がなくなるわけです。

*生活習慣を改めることで流れを変える

 あとは、「土台を見つめ直すこと」に近い部分もあるのですが、生活習慣を改めることではないかと思います。これも流れを変えるためのポイントです。

 日々仕事に取り組んでいく中で、必ず私生活がルーズになってきます。夜遅くに食事をしたり、お酒を飲む回数が増えたり、早起きをしなくなったり、トイレが汚くなったり、ゴミ出しを忘れたり・・などなど。流れが悪いときには、生活習慣から見直しをかけてみるのも良いかもしれません。私生活がルーズになると、仕事も締まらないんですよね。私も改めなければいけない部分が大いにあります。一緒に頑張りましょう。

 流れというのはあくまで流れなので、きちんと仕事に向かっていればどこかで好転します。大切なのは「悪い流れを短く」「良い流れを長く」するために1%を積み重ねることではないでしょうか。「土台を見つめ直す」「人に会う」「生活習慣を改める」。思い当たる節がある方は、ぜひ取り組まれてみてください。

カテゴリー: 0.ECMJコラムALL, 7.Eコマースのひと工夫

ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから