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すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。その十【no.0457】

 すごーーーくわかりやすく、インターネットマーケティングというものを書いていきます。(前回はこちら

 当然のことながら、ウェブサイトを立ち上げたばかりの「岩佐豊の大型国庫補助金」は、「補助金」という検索キーワードで上位には出てきません。いま「補助金」というキーワードでGoogle検索をすると、12,300,000件ものページがヒットします。(あれ、またこの数日で増えている?)。この12,300,000件のページのどこかにはあるけれども、検索結果の1ページ目や2ページ目には載っていない。そんな状態です。

 ユーザーは12,300,000件のページを全部は見ません。当たり前です。だいたいのユーザーは2ページ目、3ページ目までを見て、それ以降に進むのをやめてしまいます。ユーザーが「補助金」というキーワードで検索したときに、なんとしても1ページ目や2ページ目に自分のウェブサイトを表示させたい!そうすれば、より多くのユーザーにアクセスしてもらえるはずだ!この考え方は当然です。

 そこで出てくる選択肢が、いわゆるSEO対策(検索対策)とリスティング広告(PPC広告)というわけですね。

 まず、SEO対策(検索対策)というもの。ユーザーが「補助金」というキーワードで検索したとき、自分のウェブサイトができるだけ上位に表示されるように「工夫をする」というイメージです。このSEO対策(検索対策)は、主にウェブサイトの中身を改善することによって検索結果の上位に表示されるようにする「内部対策」と、主にウェブサイトに外から張られているリンクを改善することによって検索結果の上位に表示される「外部対策」のふたつがあります。SEO対策(検索対策)はインターネットの集客方法の中でも最も有名な言葉なので、「名前は聞いたことがある」という方も多いと思います。

 私はSEO対策(検索対策)の専門家ではありませんし、ここで内部対策や外部対策についての具体的な方法や、検索結果が決まる仕組み、市場の変化などの話には言及しません。そこはSEO対策(検索対策)専門の企業や、専門家がたくさんいるのでアポイントを取ったり、セミナーに参加したりしてみると良いと思います。また、SEO対策(検索対策)関連の書籍や情報サイトもたくさんありますから、興味があれば覗いてみるのが良いと思います。

 比較的、お金がかからずに出来るのは書籍や情報サイトから情報を得て、自らウェブサイトに改善を施すことです。しかし、素人が対策をするには限界もあると思います。その場合、専門の企業にSEO対策(検索対策)の依頼をしたり、専門家からアドバイスをもらったりするのが良いでしょう。もちろん、書籍や情報サイトよりはお金がかかります。

 では、もうひとつのリスティング広告(PPC広告)という方法です。Yahoo!やGoogleの検索エンジンで検索をすると、検索結果の上部もしくは右サイドに広告が出てくると思います。これがリスティング広告(PPC広告)というものです。「リスティング」というのは、実は商品名で、この広告を日本語で正しくいうと「検索連動広告」みたいな感じです。検索キーワードに応じて出稿することができる広告、という感じですね。「リスティング」は、確か以前Yahoo!の検索連動広告が「Yahoo!リスティング」という名前だったことに由来をしています。いまは「Yahoo!プロモーション広告」という名前に変わってしまったのですが、過去の名残で、未だに「リスティング広告」と呼ぶのが一般的です。

 ちなみに、Yahoo!の検索エンジンに表示される広告が「Yahoo!プロモーション広告」であるのに対し、Googleの検索エンジンに表示される広告は「Googleアドワーズ」という名前です。また、リスティング広告(PPC広告)の「PPC」の意味合いですが、「PPC=Pey Per Click」、つまり広告のリンクをクリックされるごとに広告料金が発生する、ということです。次回はこの続きからわかりやすく書いていきます。

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石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから