ECMJ(株式会社ECマーケティング人財育成)

「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」3【no.0698】

 「検索」で新しいお客様に知ってもらうための「原理原則」。(前回はこちら

 ショッピングモールの検索バーから、新しいお客様にネットショップ・商品を知ってもらうには、まず商品ページに検索キーワードを入力しておかなければいけません。お客様が自社の商品を「どうやって探すか?」をイメージして、キーワードを追加していくのが良いと思います。

 もちろん、自力で検索キーワードを考え、入力して、その成果を見ながら自社オリジナルの「検索キーワード入力ノウハウ」を蓄積していくのがベストです。しかし、ネットショップを始めたばかりのころ、ネットショップの運営に慣れていないころだと「はて?どうやって考えればいいのだろうか?これでいいのだろうか?」と悩んでしまうことが多いと思います。

 少し汚い(と思われてしまうような)方法なのですが、まずは「売れているネットショップ」が商品ページに入力している検索キーワードを真似るところから始めるのが良いと思います。「売れているネットショップ」ですが、ショッピングモールの月次・年次の表彰を受けているショップや、キーワード検索をしたときに商品ページが上位に並んでいるショップ、ランキングの上位に複数の商品が入っているショップと定義するのが良いです。

 いくつか「売れているネットショップ」をピックアップした後、「マンツーマンの密着マーク」をするネットショップをひとつに絞ります。この「ひとつに絞る」というところがポイントです。

 「密着マーク」をするネットショップを決めたら、そのネットショップの検索キーワードを毎日見ることになります。「複数のネットショップの検索キーワードを見て、良い部分を参考にすると良い」「一度検索キーワードを確認したら、もう見なくて良い」と考えがちです。もちろん、多くの情報を取り込むのにこしたことはないのですが、それよりも「徹底して密着マーク」をし、そのネットショップの検索キーワードの「変化」を見ることが重要です。

 自社の検索キーワードのノウハウがないうちは、大いに「売れている」上位店舗を参考にしていきましょう。こういうときは、自分たちでは情報の判断をせず、「良いと思われることも、悪いと思われることも徹底的に真似る」ことが重要です。「徹底的に真似て」いると、少しずつ「なぜそのネットショップがそうしているのか」がわかるようになってきます。(当然、「丸パクリ」は良くないので、自社の商品に合わせた形に変えてくださいね)

 さて、ここからが「原理原則」です。

 まず、自社のネットショップのアクセス動機になるキーワードを1~5点ほどピックアップします。たとえば、アパレル系のネットショップだと、「スカート」とか「デニム」とか「ベルト」とか、そんなキーワードでの検索がネットショップへの来店のきっかけになっていると思います。「スカート レディース」「デニム レディース」「ベルト レディース」というように、複数ワードの組み合わせでキーワードを設定しても構いません。「デニム レディース Sサイズ」ほどのキーワードの絞り込みをしなければ大丈夫です。

 慣れないうちは1点のキーワードを決めましょう。「ベルト」というキーワードからのアクセスを増やすと決めたとします。そうしたら、毎日、できれば同じ時間に、ショッピングモールの検索バーから「ベルト」という言葉でキーワード検索をします。「毎朝、始業後、10時に検索する」というように、自分たちでルールを決めてください。ここは特に時間の指定はありません。とにかく、同じ時間に同じ仕事をおこなうということが大切です。毎日1回は必ずおこないましょう。

 ここで確認したいポイントは2つです。

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ishida

石田 麻琴 / コンサルタント

株式会社ECマーケティング人財育成・代表取締役。 早稲田大学卒業後、Eコマース事業会社でネットショップ責任者を6年間経験。 BPIA常務理事。協同組合ワイズ総研理事。情報産業経営者稲門会役員。日本道経会理事。 UdemyにてECマーケティング講座配信中。 こちらから